名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.06.25
お天道様に顔向けできる仕事!
まだ朝は気持ちの良い風が吹いてくれてる名古屋です。おはようございます。
名古屋の遺品整理専門の第八行政書士事務所の谷です。
今日の早朝6時前でしょうか、いきなりものすごい大音量の奇声が聞こえて目が覚めました。「入ったーーーー!、オーレ、オレオレ(ズンドドドッ)」声と共になにやら足踏みそしてそれに合わせて犬の吠え声、、、、、、今まで知りませんでしたがどうも常識を知らない方が近くにいるようです。こうしてご近所トラブルが発生するんだと学んだ一日の始まりでした。
サッカー日本負けちゃったようですね。残念
さて、本日は退去立会い無しで行った際の遺品整理のお話です。その現場は年代を感じる古いアパートで6畳の和室とキッチンがあるだけのお部屋です。お風呂はなくトイレは共同といった時代を感じる造りの場所でした。
ご依頼者の方は葬儀の日に見積もりを依頼されて、作業の依頼を出されたらそのまま地元に戻られていきました。どうしても外せない仕事があり、遺品整理の立会いを行えないことを申し訳なさそうにしていました。
大家さんも交えて話をして、作業後の確認は大家さんが代わりにして下さることになり、依頼者の方も大家さんが確認してOKを出すなら安心と言ってお部屋の鍵を預けられて、そのまま空港に向かわれて行きました。まさに企業戦士って感じですね。
見積もり時にご依頼者の方とお部屋の中を確認したのですが、男の一人暮らしの為か寝る場所以外は不用品で埋まっているそんな感じです。ご依頼者の方も特に貴重品などもないので全て片付けてくださって結構ですとのこと。
作業当日、部屋も広くはないので、スタッフ3人で注意事項を確認の上、作業始めます。
特に立会い無しの現場では貴重品の捜索を念入りに行っていきますので、スタッフに細かく丁寧に見て行くように注意を促し作業開始。すると、衣類のポケットやカバンのチャックの中など至る所から小銭やお札がポロポロと出来ます。
長年の経験から、このお部屋の住人はお金をしまわず、そこら辺に置いてしまうタイプの人だと気づき、さらに念入りに捜索するようにスタッフに指示を出し作業を進めていきました。
結果、小銭やお札、瓶詰め貯金など合わせると結構な額が出てきましたので、おそらく全部あわせれば今回の遺品整理に掛かった費用が全部賄えるだろうと思われる額です。
もちろんその場で大家さんにも確認してもらいご依頼者へ電話で報告。振込み手数料だけ引かせてもらい後は指定の口座へ振り込ませて頂くことに。
「いや~、こんなに現金がでてくるとはあの部屋を見たときは思いませんでしたよ」とご依頼者の方にも喜んでもらえてなによりです。その他の写真などは郵送で送る手配を取らせて頂き、作業は終了となりました。
その際大家さんがこんな事をおっしゃていたのが印象的です、「現金もちゃんと返すんだね~、正直な人達だ」と、私からしたら故人のお部屋から出てきたお金は「相続財産」との考えが先に出てきますのでそれを相続人のご依頼者へ返すのは当たり前ですし、大半の遺品整理業者は誠実に仕事をされているでしょう。
しかし、大家さんはその一部の例外をしっているらしく、酷い作業を見た事があるとのこと。互助会からの紹介で手配された遺品整理業者だったそうですが、来たのはとび職の格好をしたやんちゃそうな若い子達で、ダンプ式トラックに部屋の荷物を二階の窓から乱暴に投げ込んでいたそうです。あんな作業を見てしまうと、もしその部屋に大量の現金なんんかがあったら絶対に依頼者には戻らないだろうと思われたそうです。
たしかに、この業界に長くいるとそんな話しも耳に入ってきます。こうした、立会いの無い遺品整理の現場では現金がもし出てきたとしても依頼者が気づくことは難しくなります。どうしても立会い無しで作業を依頼する場合はその会社の事をご自身でも良く調べ、電話の応対や見積もり時の対応などを確認して、信頼できる相手に作業を依頼していくようにしましょうね。
もちろん当事務所は「お天道様に顔向けできる仕事」を行っていくようスタッフ一同努めていますので安心してお任せください。
今回は立会い無しの遺品整理の注意点についてでした。
名古屋の遺品整理専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
(守秘義務の観点から登場人物や場所の設定は変更して記載してあります)
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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