名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.06
え、何この大金?
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
今朝の名古屋は曇りですが、窓をあけるととっても涼しい風が入ってきます。扇風機では味わえない体全体で感じる風というのはやっぱり良いですね。
さて、最近行政書士の間で成年後見の話題を良く耳にします。かくいう私も今度コスモス成年後見サポートセンターが開く研修会で勉強してくる予定なのですが、認知症などで判断力が衰えている高齢者をどのようにサポートしていくかは超高齢社会の日本ではますます大事になってくるんでしょうね。
今回はそんな成年後見をされていた司法書士の先生からのご依頼のお話をしたいと思います。
その現場は名古屋ではなく、愛知県からも離れた他県での依頼だったのですが、縁あって知り合った先生からのご依頼でしたので喜んでお引き受けしました。
なんでも、司法書士の先生は現場にお住まいだった高齢者の方の後見人をされていたそうなのですが、その方が亡くなり相続人もいないことから財産の整理の一環としてそのご自宅となっている平屋の片付けに着手したそうです。
しかし、以前にその現場のご自宅を伺った際に仏壇の横に現金が2,000万ほど積み上げられているのを見た事があるらしく、きっとそこ以外にもお金が隠れているんではないかと心配していたそうです。
なんせ現金が出てくると予想される現場ですので、変な業者に頼んで出てきたお金が消えても困ると思い、以前話したことのある私達へのご依頼となったようです。
信頼されたからにはこちらも全力で当たらせて頂こうと、ベテランスタッフを取り揃えて作業に挑みました。そしたら先生のご心配の通りお金が出てくる出てくる。
タンスや本棚などからは当たり前、カーペットの下や神棚の中などもだいたい予想通り、しかし、洗面所や床下収納からとかちょっと隠しすぎなのでは?と思えるところからもどんどん出てきます。もしかして、隠してるのではなくただ適当に置いているんだけなんじゃないでしょうかねこれ。
なんだろう、お金がありすぎるとこうなってしまうんでしょうか。しかし、給料袋から出されずにそのまま置かれているお金がやたらとある。しかも現金手渡しだった頃のお金なので旧札がたくさん。
先生からは故人の詳しいお話は聞いていませんが、よほどの資産家だったんでしょうね。しかし、住んでいる所は場所は一等地ですが、家自体はかなり年季が入っていてけっこういろんな所にガタがきているようにも見えます。きっと愛着もありあまり大きな工事とかはされなかったんでしょう。
そんな事を思いつつ、最初はスタッフと一緒に整理をしていたのですが、あまりにもお金が出てくるものですから、私自身はもう一箇所で、次々と出てくるお金の管理と書類の仕分けだけに専念することにして部屋の片付けはベテランスタッフに任せることにしました。
こういう時に任せられるスタッフがいるというのはほんと人材は人財だなと感じる瞬間ですね。
スタッフの頑張りもあり、部屋の片付けも終わり、先生に出てきた貴重品として現金や貴金属類、あとは判断つかない書類類をお渡しして作業は完了となりました。
結局現金も何百万単位で出てきましたし、おそらく貴金属類も売ったら結構な金額になるのでしょう。
しかし、この方には相続人の方も特別縁故者となりそうな方もいないようなので出てきたお金はすべて国庫へと返納されるそうです。
しかし、仏壇の横に積み上げられていたお金もそうですが、これだけお金が無造作に置いてあって悪徳業者とかに目をつけられなかったのは幸運だったのでしょうね。
こういった、方々を守る為にも成年後見の重要性はますます増してくるのではないでしょうか。自分も今度の研修会は真面目に受けてこようと思います。勉強は苦手ですけど
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村