名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.08
遺品整理時の借金調査
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日久々にテレビをつけてみたら、なんか台風が凄いことになっていませんか!?
しかも日本縦断コース。この時期の台風は仕方ないとしても被害が少ないことを祈っています。あっ!昨日七夕だったんだから祈っておけば良かった、、、
天へのお祈りはまだ間に合いますかね
さて、前回は遺品整理時の預金調査についてざっと書いてみましたが、ご遺族が預金と同じ位心配されるのが故人が借金を持っていないかどうかです。今回はこの辺を書いてみたいと思います。
故人の借金の調査を行うにあたりまず前提となるのが、個人的な貸し借りまでは借用書などが作成されていない限りは調べようがないということです。この場合は相手方から請求されるのを待つしかありません。
また、消費者金融やカード会社からの借り入れの場合は督促状が届きますのでそれを手がかりに調査します。督促状は封筒をみれば「督促状」って書かれていますので、遺品整理現場では比較的みつけやすい部類になりますね。
銀行からの借り入れやキャッシングの場合は預金から引き落とされている事もありますので、通帳を確認する事で借金が判明することもあります。
また、通帳から定期的に支払いがなされている場合も借金の返済の可能性がありますので確認が必要です。
相続をするかしないかですぐに借金の有無を調査したい場合は下記の場所に問い合わせをする方法もあります。(といっても返事が来るのにも時間が掛かりますが)
・JICC・・消費者金融や大手銀行などでのローンや契約内容、支払状況に関する情報を確認
できます。
・CIC・・ 主にクレジットカード会社での契約内容などについて確認できます。
・KSC・・主に地方銀行含む全国の銀行の情報について確認できます。
※JICC(株式会社日本信用情報機構)、CIC(株式会社シー・アイ・シー)
KSC(全国銀行協会/全国銀行故人信用情報センター)
※CICのリンク先は郵送での方法の場合ですが、窓口での開示請求の方法もあります。
※KSCのリンク先は本人申請の場合ですので、相続人がする場合はページ下部にあるお問い合
わせ先に連絡する必要があります。
上記各社で取り扱っている信用情報はそれぞれ異なっていますので、必要に応じて問い合わせ先を確認してください。(消費者金融しか使用していないようならJICC開示請求をするなど)
以前に弁護士の先生に借金調査ってどうやっていますか?って尋ねた所、「そんなもん放っておけばいいんだよ!返して欲しければ請求書なり督促状なり出してくるからそれまで待ってればいいさ、はっははは!」って仰ってましたけど、ほんとにそんなアバウトな対応でいいんですかね(汗)
借金は無いに越したことはありませんが、万が一あった場合は余計な負債をしょいこむことにもなりかねません。遺品整理の現場で督促状や借用書など怪しい文書を見つけたら放置せずにご相談くださいね。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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