名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.12
遺品整理は硝煙の香り
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
今日も暑くなりそうな気配ですね。外で働かれる方は小まめな水分補給と塩分の補給を忘れずに。室内ワークの方もたまには太陽に炙られて本格的な夏に向けて体を慣らしていきましょうね
さて、いつも言っていることがですが、遺品整理の現場では本当に色々なものが発見されます。なかでも個性の出てくるのはやっぱり趣味の一品ですね。
今回はそんな故人が趣味でお持ちになっていたとある品のお話です。
その日は名古屋を出て県外のご自宅が作業現場でした。少し年季の感じる2階建てのご自宅でなんと向かいには川が流れていて非常に羨ましい環境です。釣りなんかする人なら最高かもしれないですね。
ここの建物は借家だそうで、全ての荷物の撤去が今回のご依頼です。スタッフと手際よく片付けていくとやっぱりというかたくさんの釣竿が出てきます。私はあまり釣竿には詳しくないので依頼者の方に聞くと何本かは良いのがあるらしく持って帰られることに。
うんうん、道具は使われてこと道具ですよね。少しでも引き取って貰えるものがあるのはいい事です。そんな事を思いつつ片付けを進めていくとスタッフが呼ぶ声が、、、、どしたん?
と向かってみるとなにやら鉄製?の頑丈そうな棚に鍵が掛かって開かないそうです。お客さんに聞いてみても中に何が入ってるかは知らないそうで許可をもらって鍵を壊すことに。
幸い扉と本体の間に隙間があるので、名状しがたいバールのような物をスタッフから受け取りこじ開けます。
ガバンッ!!と開いた扉から出てきたのはショットガン!日本語でいうなら散弾銃!の弾。
これはあれですね、きっと猟銃に使用されていた銃の弾だと思います。散弾銃なんてTVで熊が出たぞーとニュースが流れて猟友会のメンバーが、、、、という一連の流れを見たことしかないので弾だけとはいえ現物があるとちょっとビビリますね
しかし、弾はあるけど散弾銃本体が無い。何故?お客さんはそもそも散弾銃があることじたい知らなかった様子で物珍しげに弾を見ています。本体はともかくこの弾どうされます?と聞くと。
欲しければ差し上げますよ(笑)。いえいえ、もらっても使い道も無いんでと冗談を言い合っていたのですが、実際どうしたものか。
当然散弾銃の弾なんて一般廃棄物収集業者だって回収してくれませんので調べてみると。銃砲店で引き取ってくれるとの事。
おお、そういえばそんな店があったなとたまに通る大通りに店を構えている銃砲店を思い出しました。
現場の片付けを終えた後、さっそくお客様と共にその銃砲店に行くとなにやら申請書らしきものを書かされてから処分する弾を引き取ってくれました。結構費用がかかるんですね。
一発あたり約100円、300発くらい出てきてましたので約3万円が弾の処理でお客様が支払われていたようです。なんでも、本来個人が所持できる上限を超えていたようですが、相続で引き継いんだんならしゃーないわなと店主の方がおっしゃっていました。
お客様と銃砲店の店主の遣り取りを横目で見ながら店内を見てみるとなんかウエスタンな雰囲気があってちょっと面白い
年甲斐もなくわくわくしてしまいました。
ちょっと硝煙の香りがするそんな現場のお話でした。散弾銃や弾が出てきた場合は絶対にゴミ袋に入れて処分しようなんてしないでくださいね。
とっても危険ですから見つけたらお近くの「銃砲火薬販売店」にお問い合わせ下さい。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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