名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.16
非常持ち出し袋の底に潜んでいたのは、、、、
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
先日散髪していた際にお店で流れていたラジオで熱中症について話しをしていました。
そのラジオで話されていた事ですが、皆さん熱中症はどこで起きやすいと思われますか?
なんと屋内等の居住施設が一番なんだそうです。熱中症は路上での仕事や運動中に発症するものとのイメージがありますが、実は違うんですね。屋内だと熱中症になるとも思っていないでしょうから、油断してしまい水分補給を怠ったり、ちょっと暑くても電気代を節約しようとエアコン等を使用しなかったりと結構危険が潜んでいます。
特に高齢の方は暑さに対して鈍感になってしまっている事もありこの屋内での熱中症の危険が高まりますのでご注意ください。暑いと思ったら冷房設備を使用し、喉が渇いたと思う前に定期的に水分を補給するように務めて夏を乗り切りましょう
水分補給といってお酒ばかり飲んでちゃダメですよ!
さて、話しは変わりますが皆さんのご自宅では非常持ち出し袋をご用意されていますでしょうか?地震などが発生して避難する際に必要な物をすぐに持ち出す事ができるようにしてある袋ですよね。今回はそんな非常持ち出し袋に詰められていたお菓子箱のお話しです。
その現場は高齢の方がお一人でお住まいだった3LDKほどの間取りの分譲マンションです。ご依頼者のお母様がお住まいだったとのことで、お部屋の各所に手作りと思われる小物がたくさん飾られており、とっても手先が器用だった方なのだなと思わせます。
今回はお部屋の片付けのご依頼ではありますが、全ての荷物を撤去するのではなく本当に不要なものだけを回収して欲しいとのご依頼でした。立地的には悪くないマンションですが、築年数が30年以上となっており、売ろうと思ってもそれ程の金額にならないのでいっそ、母親の供養も含めてご依頼者様がここに住むことにされたそうです。
ですので、遺品整理といってもお母様の遺品はほぼそのままで、生活雑貨や古い家電製品などの不用品だけを回収して欲しいとのご要望です。ただ、今後もその場所で生活をされるため、家具なども移動させずに貴重品を捜索していかなくてはならず、あまり片付け人員がいても役にたちそうになかったので、私が一人でご依頼者の確認作業に合わせて荷物を搬出していく段取りとなりました。
当日はご依頼者の方と一緒に書類や封筒などをひとつひとつ確認していき不要と判断されたものをまとめて搬出していくといった作業の繰り返しです。そんなご依頼者と一緒に作業を進めていく中で寝室の片付けを行っていたときに枕元に置いてある銀色の袋に気づきました。
袋の表面には赤字で非常持ち出し袋と記載されており、おそらくお母様がもしもの時を考えて準備されていたのでしょう。
ご主人に確認すると自分でも同じ物を持っているので処分して構わないとおっしゃります。
非常持ち出し袋には貴重品が入れてあることが多いですので一応中を確認した方がいいですよと伝えると、お任せしますとの返事でしたので、袋を開けてみることに。
袋の中には非常食やお薬、軍手と一通りの物が入っています。上から順番に全部取り出してみると一番最後に袋の底に銀色の箱が入っていました。徳用おせんべいなんかが入っていそう結構大きな箱です。
ご依頼者の方になんか箱がありますけど開けてもいいですか?とお聞きすると、どうぞどうぞ開けちゃってくださいと了解がもらえたので、パカリと開けてみます。
通帳か印鑑等の貴重品でも入っているのかな?と思っていたのですが、入っていたのは料理などに使用されるアルミホイルに包まれた長方形の物体。???
何ですかこれ?と思って手にとってみるとぶよんぶよんと一見こんにゃくにも見える動きです。
良く分からないのでアルミホイルを開けてみると、そこにあったのはなんと福沢諭吉先生のご尊顔。そうです、アルミホイルに包まれていたのは一万円札の束です。
ご依頼者の方もまさかそんな物が出てくるとは思っていなかったようで、しばし二人でその束を見つめて固まっていましたが、まだまだ箱の中にはアルミ包みが大量に詰め込まれています。
当然それらもお金の可能性がありますので、そこからは全てご依頼者に確認はお任せしましたので、その箱の中に合計いくらのお金が詰め込まれていたのかは定かではありませんが、箱の大きさからいって大金であることは間違いがありません。
恐らく、お母様がもしもの時に避難先でお金が必要になった際に使えるようにと非常持ち出し袋に入れられて備えていたのだと思われますが、ちょっと額が大きすぎるような気もします。小心者の私なんかはあんな大金を持って避難していたらまず間違いなく寝ることなんて出来ずに逆に心労で倒れてしまう自身がありますね
今回は非常持ち出し袋に貴重品が入っている事が多いことを知っていましたから、発見できましたが個人で遺品整理をしていた場合などでは見落としてしまう可能性もありますので、非常持ち出し袋は必ず開けて中身を確認することを強くお勧めします。
今後も遺品整理の専門家として、貴重品捜索には万全を期していきたいと思います。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村