名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.18
異常に最初に気づいたのは病院友達
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は突然の雷雨で洗濯物が甚大な被害を受けてしまいました。なんか雷が鳴ってるな~と思ったら一瞬でどしゃぶり、、、回収間に合わずでろんでろんになってしまいました
さて、暑い日が続きますが、皆さん体調は万全でしょうか?仕事柄膝を痛めており、近所の整形外科にシップをもらいに月に一度行っていますが、そこでは朝からおじいちゃん、おばあちゃんが楽しそうに談笑している光景をよく見かけます。
別段ご近所の知り合いばかりでもないようですが、毎日顔を合わせていると自然と仲もよくなるんでしょうね。診察に来てるのか友達に会いにきているのかわかりませんが、こういったご老人が気軽に集まれる場所の提供というのも病院の果たす役割なのかもしれません。
そんな光景を見ていると思い出す現場が一つあります。それは暑い夏の日に受けた依頼の一つで、高齢者がおひとりでお住まいだったお部屋の片付けです。長年住んでいた為、荷物はそこそこありましたが半日もあれば十分片付く量です。
その建物は少し特徴があり、賃貸物件の下が病院になっているのです。現場にお住まいだった高齢者の方も毎日のようにその病院へと通っていたそうで、今回遺体を発見してくださった方も病院で毎朝おしゃべりする友達のお一人だったそうです。
そのご友人は毎朝決まった時間に診察を受けにきて、自分や病院仲間とおしゃべりしてから帰っていく人が来ていなかったため、心配になったのでしょう。しかも、その方は亡くなった方から万が一の時のためにと部屋の鍵を預かっていたそうです。
そのおかげで亡くなった後とはいえすぐに遺体を発見してもらうことが出来たそうです。
真夏の遺体はすぐに腐敗が始まってしまいますので、2~3日もすればすぐに蛆が沸き、体液は漏れ出して死臭が充満することとなります。
当然そのようになってしまった遺体は正視に堪えるものではないでしょうから、今回のように亡くなってしまった後とはいえ遺体をすぐに発見してもらえたことは不幸中の幸いとも言えます。
しかし、これは決して偶然なんかではありません。今回の早期発見も日頃から毎日決まった時間に病院に行き、そこで仲の良い友達を作り、万が一の時は部屋を開けて確認してくれる信頼のおけるご友人を作られていた故人の生前の行いがあったからこそです。
いつもいる人が今日はいないという事にそこにいる人が違和感を感じるくらい社会との繋がりがあり、部屋の鍵を渡せるほど信頼できる友達がいて、そして一日診察に来ていないだけでその身を心配して様子を見にきてくれるご友人の優しさがあったからこそ、こんなにも早く遺体を発見してもらえたのだと思います。
そうでなければきっとご遺体の発見は遅れ、ご遺族も目を背けてしまような悲しい最後になっていたことでしょう。この現場はいかに社会との繋がりが孤独死や孤立死を防ぐのに有効かを教えてくれた現場でもありました。
この問題は決して高齢者だけではありません、定年退職したばかりの方はもちろん、働き盛りの中年と呼ばれる世代であったとしても社会との繋がりが薄いと孤独死して何日も発見されないといった事はこの仕事をしていると珍しくはありません。
特に男性は定年退職して会社という社会との繋がりがなくなると途端に家に引き篭もってしまう方がたくさんいます。
これは、仕事に集中するあまり、地域活動やご近所との繋がりを奥さんなどに任せきっりになってしまい、いざ奥さんに先立たれてしまったりすると自分一人では外との繋がりを保てなくなり、結果ご近所付き合いが煩わしくなって一人で家に引き篭もってしまうのです。
歳を取ってから新たに友達や行き付けのお店を作ったりするのは難しいものです。昔からの友達や仕事で知り合った方々、趣味の仲間など若い内に交流を深めて、定年退職後も気軽に遊びに誘えるような関係が築けていると理想かもしれませんね。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村