名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.19
誰か間違えて死体積んでない?
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は少し時間があったので、勢いにまかせて「孤独死確率診断チェック!」なんてものを作ってしまいました。
微調整や確認はこれからですけど、自分の孤独死確率がどれだけか、話しのネタ程度の軽い気持ちで試してみてもらえると嬉しいです。不具合や要望があればどんどん連絡くださいね。
さて、孤独死つながりではありませんが、以前行った現場でのちょっとだけ失敗したお話しを書いてみようかと思います。
現場はファミリータイプの賃貸物件の一室で、男性がお独りで住んでいたそうです。死後1週間程ですが、折からの猛暑の影響で遺体の腐敗は酷く、死臭、虫、体液の漏れ出しと孤独死独特の現場となっていました。
いつも通り、消毒から殺虫、汚物の回収、清掃とスタッフと共に手際よく進めていき、故人の遺体があったであろう布団の撤去に取り掛かります。夏場でしたので、掛け布団はなく敷布に薄いタオルケットだけでお休みになられていたようですが、いざ敷布団を撤去してみると下の畳まで体液と血液が染みこんでいる様子。
見積もりの段階で畳もダメになっているだろうことは予想が出来ていましたので、畳の処分についても事前に許可を取ってありましたので、そのまま畳も撤去を始めます。布団もそうですが汚れてしまった畳などはそのまま搬出してしまうと臭いなどでご近所に迷惑をかける事がある為、専用の袋に入れて密封作業をしてから運びだします。
汚れていた畳を2枚搬出した段階でほぼ片付けも目処が付きましたので、一旦休憩を取ることにしました。夏場は小まめに休憩を取らないとあっという間に汗で体内の水分を放出してしまいますから喉が渇いたと感じる前に水分補給が大事ですね。
30分程休憩してから、さて残りの片付けと清掃をするか!とスタッフに声を掛けて作業を再開しようとした私の目に映ったのが、トラックの荷台に溢れる血の海、、、、、
え?なにこれ、、、、、
正直なにがどうなっていたのか分からず、「誰か間違えて死体でも積んだ?」などと訳のわからない事をつぶやいていたのを覚えています。当然死体なんかあるわけないのですが、目の前の光景はそう考えてしまってもしょうがないくらい、血で溢れかえっていました。
このままでは正直怖いので、原因を探すべくトラックの荷台の荷物をどかしてみると、原因を発見!これだ、この畳が原因だ!
そう、その血の海を生み出した原因は先程袋に積めて運び出した畳です。袋詰めしていた時は畳を横にした状態でしたので気づきませんでしたが、かなりの量の血液や体液が畳に染みこんでいたようです。
搬出している時も畳2枚同時に運んでいましたので重さも少し思いかな?程度にしか感じていなかったのですが、トラックに積み込む際に畳を縦て積みこんだ為、畳全体に広がっていた血液類が全て下に集まり結果、畳から溢れてきたようです。
また、梱包した袋も恐らく積み込む際にどこかにひっかけたのか穴が開いてしまっていたようで、小休止している間にそこからどんどんと荷台に溢れ出してきて、先程のホラーシーンにつながったというわけです。
まだ、昼間の作業だったから良かったですが、これが夜中の作業だとしたら暗い荷台の中で原因を探ろうと思えたかどうかはなはだ疑問ですね。
この仕事していると色々と恐怖体験を聞くこともありますが、霊感力0、鈍感力100の私はいまだそういう類の恐怖を味わったことはありません。それよりも、ゴミ屋敷や孤独死現場での注射器やB型肝炎の感染の方が余程怖いと思うのです。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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