名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.28
鉄道模型は男のロマン
おはようございます。名古屋市の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は雨の予報が出ていたので、少しは涼しくなるかと期待したのですが、雨が降ったのはほんの一瞬で結局昼間は暑さに悶えていました。
そういえば、夏場に車の中の温度を下げる為の冷却スプレーが売られていますが、先日そのスプレーを使用した後にタバコの火を付けようとして車内で火だるまになったというニュースを見ました。
タバコを吸う人は車に乗ると、エンジンキーを回すと同じくらいの手順で車に乗ったらまずタバコに火を付けるという行動が染み付いている方がいますが、そういった方は可燃性のスプレーを使用した後でもいつもの癖でタバコに火を付けようとライターをカチャカチャしてしまいますから注意して下さいね。
さて、遺品整理で片付けるお部屋はそこに住んでいた住人の方々の想いが詰まっています。
ですので、同じ部屋というのは絶対にありません。同じような経歴を持った方々といえど、趣味思考まで同じなんてことは絶対にありませんので遺品整理のお手伝いをさせてもらうお部屋はまさに千差万別。
私自身は超が付くインドア派で、休みの日も本があれば一日楽しく過ごせるような安い趣味しか持ち合わせていませんが、遺品整理で伺うお部屋では、まさに趣味に生きてきた方々のお部屋というのを目の当たりにすることがあります。今回はそんなお話しです。
その現場は団地の一室で間取りは2LDKほどのお部屋です、男性がおひとりでお住まいだったようですが、ご遺族は遠い親戚の方しか残ってはおらず、とりあえず団地に返却できる状態にして欲しいというのが作業へのご要望でした。
部屋の中を拝見すると、衣類や日用雑貨の類はそれほど多くはありません、むしろ少ないとも言えるくらいです。しかし、日用品の代わりとばかりに部屋中を埋め尽くしているものがその部屋の主だった方の生き様を表していました。
それは鉄道模型。部屋中にそれこそ天井にまで届きそうなくらいに鉄道に関する模型などが積みあがっています。
私はあまり詳しくはありませんが、「Nゲージ」と言われる種類のものだそうです。
そういった模型の数々が組み立てられているのではなく、手のひらサイズ位の透明なプラスチックの容器にしまわれて家中に置かれていました。Nゲージ以外にも一般的なプラモデルの箱に入った鉄道関係の模型なども相当数あり、故人が鉄道にかけた熱い想いがその部屋にいるだけでひしひしと伝わってくるような気分になります。
遺族に方にこれらの模型類はどうするか尋ねた所、リサイクルショップに売ろうと思っているので、一つの部屋にまとめておいて欲しいとの事でしたので、スタッフみんなでさっそく整理を開始しました。
とはいえ片付ける物といっても模型類以外は軽トラでも乗ってしまいそうなくらいの少量ですので、搬出する物は30分程で終了してしまい、あとはひたすら模型類をリビングの部屋に積み上げていく作業です。
しかし、これはまた凄い量です。散らばっていたNゲージや模型、それに鉄道関係のグッズ(鉄道の愛称版や部品って売ってるんですね)を集めているとリビングがほぼ埋まってしまいました。高さ的にも私の身長と同じくらいの高さまで積み上げていますから180cmくらいでしょうか、それでもリビングはほぼ満杯状態です。
まさに圧巻の一言です。その後やってきた買取業者の方もきっと驚くだろうと思っていたのですが、意外にも鉄道ファンの方ならこれくらいは珍しくないとの事で、平然と査定を進めていました。
なにやら査定金額の高さに遺族の方は驚いていたようですが、Nゲージって高いんですね。あんな手のひらサイズのものが、こんなにするなんて、、、、、
鉄道ファンの方はたまにニュースで線路に侵入したとか駅員に暴行したとか聞きますが、決してそういった方々を擁護するわけではありませんが、この現場を見るとそれだけ熱中できる何かを鉄道というのは秘めているのかもしれませんね。
正直それだけ打ち込める何かがあるのはうらやましいなと思ってしまいました。鉄道模型は男のロマンと言われる一端を見た気がする現場でしたね。
名古屋の遺品整理専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村