名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.08.27
終活と生前整理
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
先日みた記事で一週間に一回焼き魚を食べると頭が良くなる!というのを見ました。昔から青魚がいいとか、魚の目玉の成分が頭に良いとかなにかと頭に良さげなお魚さん。味覚の秋も到来したことですし秋刀魚の塩焼きで胃袋と脳味噌の栄養を補充したいところですね
さて、昨日は長期の空き家はなにかと危険ですよといった内容でブログを書いていましたが、今回は「生前整理」についてちょろっと書いておこうかと思います。
最近は「終活」という言葉も良く聞くようになり、以前に比べて自分の死について考えたり、話し合ったりする事についての抵抗感が薄れてきていると感じませんか?
遺品整理に携わる行政書士から見た「終活」となるとやはり「遺言」「相続税対策」「葬儀や遺品整理の生前見積り」そして「生前整理」かなと思われます。
自分の死後に親族間で争いが起きないようにする「遺言」、相続税の支払いを少なくしたり、支払うべき税金を生前に土地などを売却して準備しておく「相続税対策」、自分の納得する葬儀や遺品整理を生前に見積り、予約しておく「葬儀や遺品整理の生前見積り」どれも「終活」でポイントとなってくるものですよね。
「生前整理」も含めてこれらの「終活」はなにも自分の死を見つめた悲しい作業ではありません。生前の元気な内に、準備できるものは準備して、必要となる予算は予め用意しておこうということです。
必要な準備と必要な予算がわかれば、それ以外の余ったお金は自分の老後を充実させるためにどんどん使って、どんどん楽しめばいいんです。
いってみれば、「終活」は子供の夏休みの計画と同じようなものです。子供達が夏休みの前半に宿題を一生懸命がんばって終わらせて、残りの日数をおもいっきり楽しむのと同じだと思えばいいんです。
老後を楽しく過すための準備が「終活」だと私は思っていますから、なにも暗い気持ちでやる必要もなく、「終活」が終わったら後は楽しい余暇ばかりと思えばわくわくしてきませんか?
じゃー、「生前整理」は「終活」の何に役立つの?と言われると、家族への思いやりと思ってください。昨日も書いた通り、長期間空き家にしておくと、空き巣、住み着き、放火や火事などいろいろと不都合が出てくるのはお分かり頂けると思います。
では、なぜご遺族の方々が長期間誰も住まわないのにご自宅をそのままにしておいてしまうのでしょう。一番の原因は故人の想い出の整理をできないからです。
単純に遺産相続でもめているから家財を片付けられないというご家庭もありますが、故人が大切にしていた物や思い出の詰まったご自宅を空っぽにしてしまうことに寂しさを覚えて遺品整理を行えない方というのは結構いらっしゃいます。むしろそれが普通ともいえますよね。
賃貸マンションなどで仕方なく遺品整理を行う方々だって、もし家賃などが掛からないのならそのまましばらく保管しておきたいと思っている方だってたくさんいらっしゃるはずです。
そうした残された思いでの品々の整理にご家族が困らないようにするのが「生前整理」となります。
自分で自分の物を片付けるのにはなにもためらう事なくできますよね。しかし、いざご本人が亡くなった後にご家族がそれを行うのはやはりいくばくかの葛藤が出てきますので、自分が元気な内に片付けるものは片付け、家族へ残したいものを選んでおくのは大事なことなのではないでしょうか。
遺品整理の現場でよくあるのが、あまりにたくさんの品々があり、ご家族が全てを確認しきれずそのまま処分に回してしまうということです。もちろん現金や宝石などの貴重品類は遺品整理業者でもわかりますが、ご家族の思いでの品などはご家族にしかわかりません。
ですので、大事な思い出の品とそれ以外の個人的な趣味の品などを分けておくだけでも遺品整理を行う家族にとってはとっても助かることなのです。
これとこれはすぐに引き取ってもらっても大丈夫。これとこれは一度持ち帰って確認する必要がある。たったこれだけの区別でも故人がその品にたいしてどういった考えだったかがわかるだけでも随分と違ってきます。
もちろん区別だけでなく、ある程度の荷物の片付けまで生前に行えると一番いいですよね。私達がお手伝いさせて頂く遺品整理の現場で良く聞く言葉が「私達の息子(娘)にはこんな大変な思いはさせられない、、、、、」です。
戦前、戦後を経験されてきた高齢者の方々の多くが物をとっても大事にされます。ですので、私達のような恵まれた時代に生まれた人間から見れば、もうそれは使わないんじゃないの?と思えるような物でも大事にしまわれていますので、いざ遺品整理を行おうとした際の片付ける量が膨大になってしまう事があります。
ですので、そういった大量の家財があるご自宅での遺品整理では時間も費用もそしてご家族の体力もガリガリと削っていきますので、そういう苦労を残されたご家族にさせない為にも自分が元気な内に自分の意思で、必要なものと不要なものを分けて、不要なものは少しづつでも片付けていくことが大切になってきます。
今「終活」を考えている方もそうでない方も、一度身の回りを確認してみてください。3年も4年も開けてないダンボールなどがありませんか?その中にある物は今後も必要となるものですか?
古くなって使いずらい家具やタンスの奥に眠っている古着や使わなくなった家電など、一度整理してみてはいかがでしょう。整理する事によって収納スペースも広がり、今よりさらに生活しやすくなるはずですので、「生前整理」にご興味が湧いてきましたら、いつでもご相談くださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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