名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.08.28
無縁社会と悪徳商法
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日の名古屋はいい天気でしたがそれほど暑いとは感じませんでしたね~、今度こそ秋到来って感じでしょうか。涼しくなると仕事もしやすくなりますよね。といっても過しやすい時期は直ぐに去って冬将軍さんが来られるんでしょうが、、、、
さて、昨日はここ最近恒例のコスモス成年後見サポートセンターの研修日です。研修も4日目となるといろいろと小難しい事だらけで、しかも前の研修内容を覚えてないと???となる所も多くこんなんで最終日の考査に受かるんだろうかと心配でなりません
今回の研修内容の中に「消費者被害と成年後見制度」という研修項目がありました。成年後見制度を利用して被害を予防するにしても、悪質業者の手口を知らなければ予防の効果も発揮できないといった趣旨ですね。
一口に成年後見制度といってもほんと色々な事を勉強しなくちゃいけないんだな~と感心しきりです。行政書士ですから、一般的な悪質業者や悪質商法についての知識はそれなりにもってもいますが、どうして高齢者が被害に会いやすいのかや被害が明らかになりにくいのは何故か?などの項目では高齢者の心理を巧みに利用する悪質業者の手口を再認識させられました。
特に普段人との接触が少ない高齢者にとって優しそうな営業マンが親身に話しを聞いてくれ、その人から買った商品に満足してしまっている場合には、高齢者本人が被害を認識していないために被害が発覚しづらいというのを聞いて、これも一種の「無縁社会」の弊害なのかなと思わずにいられませんでした。
遠くの親戚より近くの他人、ではありませんが訪問販売といった形であっても何度も訪ねてきて、自分の話しに何時間も付き合ってくれる人がいるとなると、話し好きな高齢者にとっては楽しいお茶のみ友達といった認識になってしまうのも仕方ないのかもしれません。
もちろんそれれは全て悪質業者の思う壺といった所なのでしょうが、高齢者にとっては優しいお茶のみ友達から買った商品が悪い物な訳がない!と思いこんでしまう結果、被害に会っている認識がないため、よっぽど家族が注意して見守っていないと被害に気づかないということです。
悪人が悪人顔でやって来れば警戒もするのでしょうが、悪人は一般人よりよっぽど善人顔でやって来るからたちが悪い
しかし、そういった寂しいお年寄りの隙をつく悪質商法が蔓延るのも、高齢者に親身に接する家族や地域の繋がりが無いことが結果的に高齢者に隙を作らせてしまっているとも言えます。
遺品整理の現場では「無縁社会」が孤立死・孤独死を発生させていると良く言われています。しかし、「無縁社会」というのは人と人の繋がりが希薄になる事によって、今回の研修であったように悪質商法の温床にもなりうるのだと思い知らされました。
成年後見制度が「無縁社会」を打破する契機になるかどうかは未知数ですが知識の習得はしておいて無駄には決してなりませんので次回、最後の研修も気合をいれて望みたいと思います。考査に合格するかどうかは、、、、、
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村