名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.08.29
建物に感じる歴史ロマン
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は代議士の先生主催のビアガーデンパーティーに参加して、この夏最後とばかりに楽しいお酒を堪能してきました。名古屋市熱田区の「賀城園」で開催されていたのですが、お酒も料理も美味しかったです。え?営業はしてきたのかって?美味しいお酒と料理があるのに営業なんてするわけないじゃないですか~
さてさて、遺品整理のご依頼では様々なご自宅を拝見させて頂く事があります。その中でも歴史のある建物での作業となるとその構造や残されている家財などを見ると少しドキドキしてきます。
古いお宅の倉庫などには良く長持(和櫃(わびつ)の一種)があったりしますが、それを開ける時などはまさに宝箱でも開けている気分です。
以前にも何度かそういった歴史ある建物での遺品整理のお手伝いをさせて頂いた事がありますが、中でも印象に強かった現場をご紹介したいと思います。
その現場は今でも活気のある商店街の傍にある一見、銭湯?とも思えるような外観の建物です。通りに面した部分は道に沿って平たい構造で、各部屋ごとに窓と木枠の格子が設置されており、ばっと見ただけでも歴史を感じる造りでした。
ご依頼者のお話しでは、昔は旅館として経営をしており、その頃は力士の方の常宿となっていて大変活気があったそうです。旅館としての役割を終えた後はご依頼者のご両親が一部をリフォームしてご自宅として利用されていたとのことです。
中を拝見させて頂くと、確かに入り口部分は真新しいフローリングや建具で住み心地の良さそうな空間となっています。前面の道路側はもともと窓が沢山ありましたので採光の面でも非常に明るく日向ぼっこでもしたら気持ちよさそうでした。
しかし、そのリフォームされた一区画を抜けるとそこには何十年と積み重ねてきた歴史をしっかりと刻んだ旅館の姿がそのままに残っています。柱の古さは言うに及ばず照明器具や長い廊下、そして廊下に面して配置されている部屋の数々はまさに旅館といった風情をそのままに残していました。
しかし、広い!表玄関から入り、L字に曲がってさらに部屋が続き、そして二階もある。いったい何部屋あるの?と思うくらいの広さのある建物です。これはお子さんでもいたら探検ごっこで一日楽しめるな~なんて事をつい考えてしまうくらいです。家の中なのに迷いそうな構造をしているお家ってちょっとワクワクしますよね。
と、そんな事ばかりしてもいられませんから仕事に取り掛かるのですが、片付ける部屋ごとにスタッフと搬出要員を決めてどんどん片付けていきます。そこでもやはり歴史ロマン溢れる古民具がたくさん出てきます。
火鉢に始まり、茶箪笥、長持、茶器などから、白黒テレビや蓄音機などの古い家電製品。炊事場では半分崩れかけているカマドなど、部屋ごとに昔の営みを伝えてくれる品々が出てきます。
広い建物でしたので、作業も丸一日かけての大作業でしたが、ご依頼者の方も含めて、こんな物が残っていたのか!と終始笑顔の絶えない作業現場となっていました。
空っぽになった建物を見つめてご依頼者の方も感慨深げにされていましたが、この後この建物をどうするのですか?と尋ねてみた所、耐久上危ないとの指摘を受けているとの事で取り壊しをされるご予定だそうです。
長く旅館としての役割を担って、最後はご依頼者のご両親の帰る場所となってきた歴史のあるこの建物には「お疲れ様でした」の言葉しか浮かんできませんでした
古い家屋や蔵などを備えており、荷物もいっぱいあってとても片付けられない、、、、、、、そんなどこから手をつけたらいいかわからないご自宅の整理もお任せください。
第八行政書士事務所はどのような現場でも熟練のスタッフとともに遺品整理をお手伝い致します。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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