名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.08.30
孤独死の危険性は暑い時期だけじゃない!
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
体には悪くてもどうしても食べたくなる物ってありますよね。私の場合はラーメンが好きでしょうがないんですが高血圧気味の体にはスープを飲み干す行為はまさに毒の池に浸かるに等しい行為かもしれません、、、、ある意味これも食に対する中毒症状「食中毒」ですかね、、、、でもやめられないとまらない、、、、、
さて、高血圧は心臓病や脳卒中の原因となるのは有名な話しですよね。「孤独死確率診断チェック!」のチェック項目にも入っているように高血圧の方は孤独死の確立が上がると考えて間違いないでしょう。
遺品整理の現場でご遺族の方から聞く故人が亡くなっていた時の様子でも、高血圧が亡くなった原因の一要因と思われるものが沢山あります。
特に注意が必要なのはトイレとお風呂。どちらも暖かい部屋から寒い場所へ移る際に血圧が上がる為に心臓発作や脳卒中の発作を誘発します。これから秋から冬へとだんだん寒くなるでしょうから気をつけていきたいポイントの一つですね。
しかし、血圧の上昇は温度ばかりが原因ではありません。トイレで亡くなる方の中にはおそらく便秘気味で強くいきんだ事が原因で血圧の上昇を招き上記の発作を起こして亡くなられた方もいらっしゃると思われます。
トイレでのいきむ動作は通常の人でも血圧が上がる行為ですので、血圧の上がりやすい高齢者の方は特に注意が必要となるでしょう。日頃から高血圧や便秘になりにくい食生活を心がけて血圧の上昇を防いでいきたいものですね。
以前作業をさせて頂いたトイレで孤独死されていた方の遺品整理での話しですが、この方が高血圧だったかどうかはわかりませんが、お部屋には大量のお酒とタバコの吸殻、インスタントラーメンやコンビニで購入したと思われる食料品のパックの数々とお部屋の状況を見るだけでも体に良い食生活をされていたとは思えない状況が広がっていました。
その方はまだお若い方だったようですが、トイレで亡くなっている所を訪ねてきたご家族によって発見されたようです。発見時の様子から排便時になんらかの発作が起きて亡くなったのだろうということです。
季節的には今と同じ位でちょうど秋に入り始めた頃のことです。ご家族の立会いではなく大家さんが一階に住んでいた為、大家さん立合いの下で作業を行ったのですが、亡くなってから発見までに日数がかなり経過していたようでした。
そのため、狭いトイレの個室内は血液や体液が床一面に広がりまるで池のように波うつ位に体液や血液が溜まっていました。
ベットやお布団で亡くなられていた場合は体液などはある程度はそれらに染み込んでいきますので処置も簡単に済む場合があるのですが、トイレの場合は床材もビニール製品のクッションフロアーの為、漏れ出た体液はそのままになっている事が多く清掃作業にはかなりの忍耐力を要することとなります。
また、この現場の場合は発見が遅れたことにより、クッションフロアーの繋ぎ目部分から少しずつ血液や体液が染み出していたようでトイレ床下から体液などが広がっており、最終的には洗濯パンの下までフローリングを剥がしての大作業となりました。大家さんも状況のあまりの酷さに頭を抱えていらっしゃいました。
夏は熱中症による孤独死がニュースでも流されて多少注意も喚起されますが、これからの時期はそういったメディアを通しての注意喚起も少なくなってきます。
しかし、孤独死というのは外的な要因だけで起こるものではありませんので、食生活はもちろん、日頃から何か異常が起きた場合にはすぐに誰かに気づいてもらえるようにしていきましょうね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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