名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2016.01.28
遺品整理からガレージセールへ早変わり
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は行政書士試験の結果発表日でしたね。全国の合格率は13.10%とかなり高めなんではないでしょうか。前回の試験が合格基準を下げて対応する程の難しい試験だった為、今年はその反動で簡単な試験となったのかもしれませんね。
合格された方はおめでとうございます!残念ながら今年の合格を逃した方も手応えはどうだったでしょうか?行政書士試験は何度でもチャレンジできる試験ですので諦めずに再チャレンジしてくださいね。
さて、昨日までの原状回復とガイドラインの説明も一段落して振り返ってみると。「遺品整理と原状回復」ってタイトルなのに遺品整理について書かれていない!となんかタイトル詐欺みたいになってたなと反省しきりです。
ほんとは遺品整理の現場でも退去立会いでは同じような問題が起きて、遺品整理ではこういった問題がありますよって内容にしたかったんですが、なぜかガイドラインの解説に熱が入ってしまいました。また、今度遺品整理独自の問題については書いていきたいと思います。
反省も踏まえて、現場での話しを少しだけ。その現場は名古屋市外で国道23号線沿い(地元民的に言うと名四(メイヨン)にある場所でした。閑静な住宅街というよりは畑とかに囲まれたのどかな場所です。そんな畑の横にある平屋の住宅での遺品整理作業の時のお話しです。
ご遺族の方からはこの家屋は取り壊し予定で土地も売却予定なので、そのまま解体業者に依頼できる程度に片付けて欲しいとのご要望でした。解体業者もこちらで手配して欲しいとの事でしたので、普段使っている解体業者に連絡をとって段取りを済ませ。後は作業日を待つばかり。
作業当日は初夏の日差しでとても運動日和もとい作業日和でした。スタッフに作業の指示をした後にご近所へと作業のお知らせを兼ねてお客さんと廻っていると、ご近所の方々が皆さん故人との思いでを語ってくれます。
挨拶廻りも終わり作業に集中していた頃にちらほらとご近所の方が作業の様子を見に来られてご依頼者の方と談笑されています。そんな時にスタッフがトラックに積み込もうとしていたタオルに目がいったのか、「あら、新品のタオルじゃない、捨てるのもったいないわね」と一言。
事務所で引き上げたタオルや石鹸などの小物類はご依頼者の許可をもらって、施設各所に寄付したり、現場の清掃に使用させてもらったりとしますのでそのまま処分するわけでもないのですが、外から見たらそう見えますよね
依頼者の方も特に持って帰られる訳でもないので「よければ貰ってやって下さい。みなさんに使ってもらった方が故人も喜ぶと思いますので」とお答えしていたので、そこからは急遽、使えそうなタオルや洗剤、箱から出ていない食器や毛布、果ては農耕器具と使えそうなものは全て玄関前に並べてご近所の方が必要な物を貰っていって下さる形式に変わりました。
全く事情を知らない人が見たらガレージセール?と思われたかもしれませんね。もちろん無料ですので、実際には形見分けに近いのかもしれません。そんなこんなで作業が進むにつれて、出てくる色々な品物をご近所の方と依頼者の方が故人の思い出語りながら楽しく作業を見守って頂いていました。
最終的には当初3tトラックでギリギリ積めるかという分量の家財が随分と余裕をもって終了できましたので、かなりの品物をご近所の方が貰っていって下さったようです。
遺品整理の現場では故人の方と直接お会いすることはもちろんありませんが、その人柄や性格などはお部屋の様子やご近所の方からのお話しでわかることもあります。
故人が楽しく生活されていれば自然とその賑やかさは周りにも伝わるもので、亡くなった後もこうしてご近所の方が故人のお住まいに集まって故人を偲びながらも楽しく思いでを語ってくれる。
遺品整理の仕事をしているとこうした人の温かさに触れることが出来ますので、仕事ではありますが、ついついこちらも嬉しくなってしまいますね。
遺品整理と聞くと「悲しい」「寂しい」「大変」といったイメージが浮かびやすいと思いますが今回のような和やかな遺品整理の現場もたくさんございます。遺品整理に対するイメージが少しでも良くなればと思いちょっと書いてみました。
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