名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2017.05.29
白アリパニック!
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門の第八行政書士事務所の谷です。
早いものでもう5月も終わろうとしていますね。6月になれば暑さとともに梅雨も始まり、湿気との戦いともなりますので体調管理には気をつけていきましょう。
さてさて、これからの時期窓を開けてると色んな虫が入ってきて困ってしまうものですが、湿気が増えてくると心配なのが白アリです。遺品整理の仕事をしていると整理後のリフォームのご相談を受けることもあります。
賃貸用としての壁紙やフローリングの張替えのような簡単な物から、売却用としてのキッチンや浴槽のフルリフォームなど様々なご相談があります。
先日知り合いのリフォーム業者さんの浴室リフォームの現場を覗かせて頂いた際の話ですが、それが白アリの被害があった浴槽のリフォームでした。
最初はごく普通の浴室のリフォームの予定で、もしかしたら白アリの被害があるかもしれないと依頼者から聞いていたそうで被害の程度は軽いだろうという予想だったのですが、いざ床や壁を剥がしてみると想像以上の白アリの被害です。
部屋を支える為の柱がことごとく喰われてしまっており、ほとんど支えとしての役割を果たしておらず、柱ではなく壁で支えていたような感じとなっていました。
特に三枚目の写真の下部は基礎から完全に浮いてしまっていて屋根から柱からぶらさがっている状態です。こうなってしまってはこの柱を使用することはできませんから当然入れ替えが必要でその他の支柱も点検を行って必要な工事をしていくそうです。
以前、不動産会社に勤めていた頃の話しですが、ワンルームを利用中の学生さんから「なんか変な音が室内からするんですが、、、」という電話をもらって現場を確認しにいったことがあります。
電話を貰った学生さんの部屋の玄関を開けるとなにやら「カリカリカリカリカリ」という音が聞こえてくるではありませんか。なんの音?と思って居室の部屋の隅までいってみるともの凄い勢いで「カリカリ」鳴っています。
その部分はクロスが少し浮いており壁の中に何かいるような気配がするのでめくってみると、そこには部屋の柱にびっしりと張り付いた無数の白アリが、、、、、、
ヒエエエエエッーーと思いつつも観察していると、今まさに部屋の柱が白アリに侵食されている状況で無数の白アリが柱を齧る音が響いていました。白アリの齧る音ってあんなに聞こえるものなんだなと意味不明な感動をした記憶が今でもあります(笑)
その後はのんびり観察している訳にもいかず、入居者の方に別の部屋へ移動してもらい、大家さんへと連絡して事情の説明を行い、白アリ業者を手配して、その後リフォームと清掃作業の手配とてんてこまいになっていましたが、今回の浴室のリフォーム現場を見てあの時の様子がまざまざと思いだされた次第です。
白アリ対策については専門ではありませんのでわかりませんが、白アリなどは湿気ったダンボールや木材を好むとのことですから、室内に不用品を溜め込んでしまい空気の流れを悪くしてしまうと白アリに限らず変な虫が住み着きかねませんので、梅雨入り前に整理整頓を行っておきましょうね。
特に故人が亡くなってから遺品整理を行わずに数年間そのままの状態にしているような家屋では換気も十分に行われていないでしょうから白アリにとっては楽園となってしまっているかもしれません。
白アリ被害が出てしまうとせっかくの不動産としての価値も下がってしまったり、売りに出す為に多額の費用を要してしまうといったことも考えられますので、早めは早めに対策をしていきましょう。
ご自宅の整理でお悩みでしたら是非ご相談ください。第八行政書士事務所では遺品整理から、お部屋のリフォーム、売却のお手伝いまでなんでも対応できますので、困ったらご相談くださいね。