名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2021.06.11
死後事務での遺体の引取りは速さを求められる?!
おはようございます。名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八行政書士事務所の谷です。
梅雨の晴れ間で洗濯機をフル稼働し室内を夏使用に変更したのですが、明日からは天気が崩れるとのこと。梅雨明けが待ち遠しいですね。
さて、今回は死後事務委任契約のお話しです。先日、肝臓ガンのステージⅣの方から緊急の依頼を頂きました。そして、何度か入退院を繰り返していたのですが、契約から1ヶ月程経った頃に病院より死亡の連絡が入った際のお話しです。
入院直前に相談依頼が入り、急遽契約書を作成、すぐに入院といった慌ただしい状況でもありましたが、現在、病院はコロナ禍ということもあり病棟へは一切立ち入りが出来ません。
一度入院されてしまうと手の打ちようが無くなってしまう可能性もあるので、ギリギリ間に合ったという感じでしょうか。
この方はご自身の病状を正確に把握されていましたので、こちらに相談が入った段階ではほぼ身辺整理は終わっている状況で、ご自宅に面談で伺った際も、室内はガランとした状況です。
本来は死後事務委任契約で、死後に発生する手続きの多くをこちらが死後事務受任者として家族に代わって清算処理等を行っていくのですが、この方は生前にできる手配は全て終えられており、後は亡くなった後でなければできない手続きを残すのみといった状況です。
また、自分が亡くなった後に利用する葬儀社や利用プランも事前に予約をされていましたので、万が一の際は契約葬儀社に契約者番号を伝えればプラン等はご自身が選択した物で葬儀が行われるという段取りも既にされていました。
死期が迫っている状況でこれだけ冷静に準備を進めていけるというのは本当にすごいことで、頭の下がる思いでその他の要望や手続きの希望などを確認させて頂きました。
その方が亡くなったという連絡は深夜に入院先の病院から身元引き受け人でもある私へと直接入り、「ご遺体はどのようにさして頂きましょうか?」という問い合わせでしたので、「契約で葬儀社等の指定を本人がされていますので、こちらで手配して引取り時間等をご連絡します。」とお伝えして、すぐに葬儀社へ連絡。
葬儀社の担当にもなるべく早くの手配をお願いしますとお伝えして、到着は2時間後ということになりました。私もそれに合わせて病院へ伺いますので、病院へその旨を連絡したところ、「もっと早くならないでしょうか、、、、」とまさかの反応です。
電話を貰ってから病院へ現着するまでの時間としては極端に遅い時間ではなかったと思うのですが、こちらもできる限り早く向かいますと伝えて、慌てて病院へ向かうことに。
夜も明けていない時間ですから道もガラガラで私も葬儀業者も予定より早く到着できましたので、病院側も問題なかったようですが、なんでももう少ししたら看護師さん達も忙しくなる時間帯なので、それまでにお見送りをしたかったとのことでした。
コロナ禍ということもあり、疲労が溜まるなかで亡くなった方への対応と、医療従事者の皆様は本当に毎日が戦いのようで、お疲れのようでした。いつもありがとうございます。
遺品整理・死後事務のご相談は名古屋の第八行政書士事務所までどうぞ~。
※ 病院や葬儀社によっては、遺体の引取りは葬儀業者だけでも問題ないケースもございます。今回は、身寄りの無い方の死後事務のご依頼であり、死亡届の記載についてどうしても死後事務受任者として確認しなければ後々の手続きに支障があった為、私自身も病院へ伺った次第です。(病棟への立ち入りについては、病院側の指示に従って行っております。)