名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ

2024.06.21

火葬場で相続放棄の手続きを

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おはようございます。名古屋の遺品整理・死後事務専門第八行政書士事務所の谷です。

梅雨入り前ではありますが、気温も高く冷たい物ばかり飲んでしまう時期になりましたね。アイスコーヒーばかり飲んでるとトイレが近くなってしまいいけねぇや(笑)。

さてさて、本日は火葬場での相続放棄支援のお話です。

当事務所では、遺品整理のご依頼や相続の相談を受ける一方で、遠方にお住まいのご親族が名古屋近辺での葬儀をあげる際の支援もしています。

具体的には、賃貸物件で孤独死などが起きて、警察から連絡が来て現在DNA鑑定中といったご親族からの今後の手続きの進め方の相談に乗ったり、土地勘の無い地域での葬儀業者の手配をこちらで整える等といった内容です。

今回のご依頼も、名古屋ではありませんが愛知県にお住まいだった方が賃貸物件で亡くなり、今後どうしたらいいのか?という形でのご相談がきっかけでした。

ご家族は遠方に住んでいることから何度もこちらに来ることはできず、また親族も高齢ということもあり、自分達では必要な手続きを全てすることはできないといった状況です。

当事務所では、賃貸物件にお住まいだった方が孤独死してしまったケースで親族が遠方に住んでいる場合専用の
葬儀プランを用意しています。(詳しくはこちら

この葬儀プランは、賃貸物件で孤独死が起きた場合の警察への初期対応や葬儀社の手配、死体検案書の受取、火葬後の行政機関への届出、相続人の確定調査など親族の方が葬儀前後で必ず行う必要のある手続きを代行で行い、その後の相続手続き等については、遺品整理専門の行政書士として室内の調査を行って具体的に決めていくという流れになります。

ただ、今回のご依頼では警察からの連絡の段階で恐らく債務超過になっているだろうということで遺族からは葬儀の手配に加えて相続放棄の手続きも一緒に進めて欲しいとのご相談を受けていました。

通常、離れて暮らしているご親族や疎遠だったご親族の相続手続きでは、遺品整理の際に故人の財産調査を併せて行い、そこから相続するのか、相続放棄をするのか等を決めていくことが一般的ではあります。

ただ、孤独死や自死現場においては、賃貸物件のポストに債権回収機構や弁護士事務所からの封筒、カード会社からの督促上等がポストから溢れるほど溜っているというケースがあります。

こうしたケースでは、故人は債務超過の状況であることがほぼ確実とも言える状況ですから、親族の方としては賃貸物件の連帯保証人でもない限り、遺品整理等は行わずに「相続放棄」を選択した方が良いケースがほとんどです。

もちろん、敢えて相続放棄をせずに故人の借金を遺族で支払い、大家に迷惑をかけないように遺品整理もしていくというご家族もゼロではありませんが、それも故人の負債額次第と言えるでしょう。

今回のご依頼のケースでは、複数の会社や弁護士事務所よりそうした書面が届いていることもあり、債務超過状態と判断して、ご遺族の方は相続放棄を決めていられるご様子でしたので、相続放棄の方向で調整することになりました。

相続放棄は行政書士では行えない業務のため、提携している司法書士の先生へ連絡をとり、故人の火葬日に合わせて火葬場へ司法書士の先生に来て頂きます。

遠方から来られるご親族はどうしても、土地勘が無くまた移動手段も限られるため、司法書士事務所へ来て頂くより、必ず行くことになる火葬場で打ち合わせを行った方がご親族の負担が少なくて済みます。

一般的な火葬時間としてはだいたい60分~90分程となりますので、その待機時間を利用して今後の手続きや司法書士からの相続放棄に関する案内をして頂きます。

今回のご依頼では、予め相続放棄の意向を確認していましたので親族の方には地元で取れる範囲の相続放棄に必要となる戸除籍をお持ち頂いていたので、相続放棄の手続きにもスムーズに入ることができました。

先日、担当して頂いた司法書士の先生のお会いした際は、第二順位の相続人の相続放棄が終わり、これから第三順位の相続人の相続放棄に着手するとのことでした。

相続順位の異なる相続人が複数いる場合は、一度にまとめて全員分の相続放棄を行うことはできず順番に行っていく必要がありますが、こうした部分も司法書士の先生が管理してくれていますので、遺族にとっては安心できる部分ではないかと思います。

これから暑い時期となり、賃貸物件での孤独死が増える時期ともなります。高齢のひとり暮らしの方がいるご家族の方はなるべくこまめに安否確認をして頂き、異常を感じたらすぐに地元の警察等へ連絡してご家族の安否確認をしてもらってください。

あってはならない事ではありますが、万が一の事が起きた場合はいかに早くご遺体を見つけてあげられるかが、その後の手続きに大きく関係してきます。

それでも、事故が起きてしまって、どうしたら良いのか分からない場合は第八行政書士事務所へご相談ください。

遺品整理や相続手続きのご依頼の有無に関わらず、メールや電話での相談に応じておりますので、お気軽のご連絡くだ
さいね。

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