東海地区の墓じまい・改葬はお任せください!
お墓の墓じまいお手伝いいたします。
近年、宗教的観念の希薄化から若い世代に移るにしたがってお墓の存在が頭を悩ませる原因となっているご家族が増えてきています。
住まいの近くにお墓があればお参りもし易いけれど、遠隔地にあるお墓となるとお墓の管理だけでも大変な苦労となってしまい、利用者の高齢化に伴いだんだんと足が遠のいてきてしまっているのが現状のようです。
そんな時にふと考えるのがお墓の墓じまいについて。自分達が元気な内はお墓の守は続けていきたいけど、息子、娘の世代に面倒事は残しておきたくないと考える親御さんが増えてきています。
では、実際にお墓の墓じまいってどうすればいいのか?費用はいくらくらい?墓じまいをした後のお骨はどうすればいいの?などなど、死後事務専門の行政書士がお墓の墓じまいのお手伝いを致します。
お墓の改葬や墓じまいが増える背景
お墓の改葬(遺骨を別の場所へ移動する)や墓じまい(お墓を更地にして返却する)が近年増加してきています。その背景には家制度の崩壊や少子高齢化が影響してきていると言われます。
昔はお墓などの祭祀財産は長男が継ぐものとなっていましたが、今の時代では誰が継いでも良いことになっています。また、以前はお墓などの祭祀財産は家制度の中では「財産」として考えられていましたが、昨今では掃除や手入れ、お寺との付き合いなどの観点から「負債」と考えられてしまっている部分も改葬や墓じまいの増加に影響を与えているのではないでしょうか。
また、少子高齢化が進む中「無縁墓」と呼ばれる誰も管理せず何十年も放置されて続けているお墓の問題も出てきています。上で述べたようにお墓が「財産」ではなく「負債」と考えられるようになってきたことにより、お寺との付き合いを断ち、お墓も放置してしまう人達が増加することによって、誰にも顧みられないお墓が増えてきてしまっています。
そういった「無縁墓」の状況がニュースになることによって、自分の代まででお墓の管理に区切りをつけて、子供達の代にはお墓の管理の負担などを残したくないと考える親世代が増えてきています。
こういった事情が昨今の「改葬」や「墓じまい」を増加させている背景となっている訳です。
改葬や墓じまいって具体的にはどういうこと?
「改葬」と「墓じまい」は基本的には同一のものとなります。あえて細分化するなら「改葬」は今あるお墓から遺骨を取り出し、次のお墓や納骨堂などへ移すこと。つまり、お墓のお引越しが「改葬」となるわけです。
そして「墓じまい」は改葬によって空になったお墓の墓石を撤去して更地にしてお寺などへ返却することとなります。
ですので、一般的には遺骨を取り出して次のお墓などへ移す場合は今のお墓は更地にして返却することになりますので、ほぼ同じ意味といってもいいでしょう。
ただ、中には今あるお墓の中から一部の骨壷だけを移し、今あるお墓もそのまま利用し続けるということもありますので、その場合は「改葬」だけということも考えられるということですね。
墓じまいの作業風景
お墓の状況の事前調査。
安全に十分留意しての解体作業。
間知組などの解体、残土処理も綺麗に施行。
解体後は新しい砂を入れての整地。
作業中に舞った砂埃などを清掃して周りのお墓にも迷惑をかけません。
綺麗にしてお寺へお返しします。
改葬や墓じまいを考える場合にまず行うことは何?
「年々墓参りが辛くなってきてそろそろお墓の改葬を考えています。まず何をしたらいいのでしょうか?」こういったご相談は良くあります。
お墓の改葬や墓じまいは一生に一度あるかないかといった作業でもありますので、何から手をつけたらいいのか分からないことも多いですよね。
では、実際に何から始めるべきなのでしょうか?
次のお墓の候補地や納骨堂探し?それとも墓石選び?まずは役所への申請?などなど色々と考えてしまいますが、まず真っ先に行うのは家族や親戚との話し合いです。
お墓というものは先祖代々受け継がれてきているものであり、また、新しくお墓を建てるとなるとそのお墓を子供達の代へと承継させるのかどうかも問題となってきます。
ですので、お墓の改葬や墓じまいは先祖とこれからの代の両方に跨った問題ですので、家族はもちろんご親戚の方々とも十分話し合いをしておく必要があります。
良くありがちな問題が、お墓を承継した長男の方がひとりで改葬や墓じまいを進めてしまい、新しい墓や納骨堂などと契約して、いざ改葬!となった段階で親戚からSTOP!が掛かり白紙に戻って一からやり直しとなっていまうケースです。
確かに祭祀財産は相続などで承継した方の判断で処分できるものではありますが、先ほども述べた通り、お墓は先祖と次の代に跨る問題でもありますので、いくら祭祀財産を承継したのは自分だからといって1人で全部進めてしまうと後から問題が噴出してしまうこともあります。
場合によってはお墓の改葬や墓じまいを原因としてこれまで懇意にお付き合いしていた親戚の方と険悪な仲になってしまうということもありますので、お墓の改葬や墓じまいはまずは家族や親戚との協議から始めてくださいね。
菩提寺への連絡はなるべく早くに
公営墓地や民間墓地ならそれほど問題ありませんが、寺院墓地のように菩提寺にお墓を管理してもらっている場合はなるべく早い段階でお寺に改葬や墓じまいの意向を伝えるようにしましょう。
良くやってしまいがちな失敗が、改葬先のお墓や納骨堂を決定してから菩提寺へ手続きの為に訪問するというものです。
改葬にはお寺から埋蔵証明書などを発行してもらう必要がありますので、その書類を受取るために菩提寺を訪問、でもその時点では既に次ぎのお墓や納骨堂を決めてあるという状況だと、長年その家の墓を守ってきた菩提寺としても気分の良いものではありません。
昨今では改葬や墓じまいじたい珍しくはありませんので、お寺としてもちゃんと事前に説明をしてさえくれれば反対するようなことはないでしょう。(これまでの付き合いで管理料の未納等があれば別ですが、、)
お寺によってはお寺独自の合祀墓や永代墓、納骨堂などを敷地内に所有しており、そちらに移すのはどうか?と提案されることもあるかと思われます。
いずれにしても、後継がいないことや自分の年齢や体調、子供達に負担を残しておきたくないなど、改葬や墓じまいが必要な事情を丁寧に説明するかしないかで、その後の改葬や墓じまいの手続きが順調に進むかが決まるとも言えますので、菩提寺への連絡は早めにしておくようにしましょう。
それでもお寺によっては高額な離檀料等で揉めてしまうケースもあります。そうした場合は弁護士などを入れての話し合いとなりますが、そうなる可能性を減らす上でも菩提寺への事前のご挨拶は忘れずに。
改葬の流れ
お墓のお引越し「改葬」手続きの一般的な流れは下記の通りです。
①家族や親戚との話し合い
↓
②墓地の管理者(今のお墓のあるお寺など)などに改葬したい旨を伝える。
↓
③改葬先としての新しい墓地や納骨堂の選定。新しくお墓を建てるなら墓石のデザインなども決定
↓
④改葬に必要な書類の収集と申請書の作成
↓
⑤遺骨の取り出しと墓じまいとしてのお墓の撤去と更地にしての返却
↓
⑥新規墓地や納骨堂への納骨
離檀料って必ず必要?その目安は?
改葬や墓じまいなどが増えることで同時に耳にするようになったのが、お寺とのトラブルです。
改葬や墓じまいの意向をお寺に伝えたら高額な「離壇料」を請求された。離壇料を支払わないのなら改葬に必要な書類は出さないと言われて仕方なく支払ったなどの問題です。
離壇料とは菩提寺に対して長年お世話になった感謝の気持ちを御布施という形でお渡しするものであり、離壇料としていくら支払うというのは法律で定められている訳ではありません。葬儀などでよく使われる「お気持ち」と同じ感覚のものです。
ですので、お世話になった「お気持ち」を御布施でお渡しするのが離壇料ですから、改葬に必要な書類と離壇料とは別個で考えるべきものです。そもそも日本では「信教の自由」が保障されているのですから、強制されるべきものではないですよね。
とは言え、いくらお気持ちだからといっても0円という訳にはいきません。これまでの感謝の意味も込めて失礼にならない程度にお支払いする方がいいでしょう。
一般的な離壇料の相場としては法要3回分が目安とされています。
ですので、これまで法要1回1人3万円お渡ししていたのなら10万~20万円が目安となり、1回5万円ほどお渡ししていたのなら15万円~30万円が目安と言えるのではないでしょうか。
いきなりお金を持って改葬や墓じまいする意思を伝えるのはNGです。
改葬や墓じまいを決めたのならお寺との話し合いは必ず必要となります。
しかし、なんの事前相談もなしにいきなり離壇料を持ってお寺に離壇の意思を伝えるのはよろしくありません。いくら離壇料を払うからといっても、離壇料は「手切れ金」ではありません。
これまでの感謝の気持ちを込めてお礼の意味で支払うのですから、事前に電話を一本いれて、住職の予定なども確認して、場合によっては一度住職としっかり話し合いを行った上で改葬や墓じまいの手続きを進めるのが一般的な流れです。
お寺としてもこれまで長年に渡って供養を行ってきたのに、いきなり手切れ金とばかりにお金を持参して離壇すると言われれば気分は良くないですよね。
お寺とのトラブルを回避して円満に改葬や墓じまいを行う為にもここはしっかりと感謝の気持ちを持ってあたりましょう。
改葬先でお悩みなら
今のお墓が遠方で改葬を考えているが、改葬先を何処にすればいいのかわからない。そんな方はまず、自分達の家族にとって何が重要なのかを考えて選んでみるといいかもしれません。
一口に改葬(お墓のお引越し)と言っても、改葬先には様々な選択肢があります。まず、どうして改葬を考えたか?改葬を考えたきっかけはなんでしたでしょうか?
◆遠方で墓参りが大変になった
◆子供達の代へお墓の管理の負担を残したくない
◆ひとりっこ同士の結婚だったので二つの墓を管理するのは大変
◆子供がいないので墓守が絶えてしまうことに不安を感じる
などなど、お墓の改葬を考えるきっかけはご家庭によって様々な理由があると思われます。ですので、その改葬を考えるきっかけとなった事情を解決できる改葬先を選ばなければいけません。
例えば、遠方で墓参りが大変になったからという理由がきっかけなら、今住んでいる場所の近くに改葬する必要があります。
ただ、近くという条件なら改葬先としては、墓地や納骨堂という選択肢は出てきますが、散骨などの選択肢は出てきませんよね。
反対に子供達の代へお墓の負担を残したくないというなら、散骨や納骨堂という選択肢は出てきても、新規のお墓の建立とはならないでしょう。
そういった大きな枠で改葬先を考えた後に細かなところを確認していくこととなります。改葬先の候補が決まったら、その場所を利用する上での次のような条件を確認しましょう。
◆立地や交通の便(自宅からアクセスのしやすさ)
◆宗旨宗派の条件(改宗の必要の有無、檀家になる必要があるのかないのか)
◆設備の状況(公共部分の清掃状況やお墓参りの道具が揃っているかなど)
◆建てられるお墓の種類(お墓のデザインは自由なのか、指定があるのか)
◆経営状況(お墓を運営している会社やお寺の運営状況)
◆使用規則(生前購入できる条件など)
改葬先として考えられる主なもの
お墓の改葬先として一般的な物として
墓地
公営墓地・・・・都道府県などの自治体が管理運営
寺院境内墓地・・寺院の檀家としての役目を負う
民間霊園・・・・公益法人や宗教法人などが管理運営
納骨堂
室内に遺骨を納めるタイプが多く、お墓を新規に建てるよりも安価な利用料。承継を前提とせずに子供の代にお墓の管理負担を残したくないという方に人気
自然葬
海洋散骨・・・海へ遺骨を撒く葬送方法。自治体の条例で規制されていることも多いので、専門業者へ依頼するのが一般的。
樹木葬 ・・・墓石の代わりに「木」をシンボルツリーとして設置する自然葬の一種。個別タイプや合葬タイプなど種類があるが、運営元は必ず確認する必要がある。(自治体が行っているタイプは問題ないが、NPOなどが行っている場合は法人が消滅する可能性がある為)
手元供養
改葬というよりも、改葬の補助的な意味合いの供養。散骨や本山納骨を行った場合に手を合わせる対象を身近に感じたい場合などに、分骨して自宅に安置するなど。
本山納骨という選択肢
本山納骨とは宗祖・開祖が眠る場所に遺骨を一緒に埋蔵するという方法で、各宗派の本山に故人の遺骨を安置するというものです。
改葬を考えた際に家族や親戚間の協議で揉めてしまうケースというのはあります。新しい墓地を建てるにしても、一部の家族には不便になってしまったり、散骨にはもともと反対であったりと意見が纏まらないケースというのはしばしばです。
そんな場合に故人が信仰心のあつい方だったような場合は本山納骨を提案してみるといいかもしれません。
本山納骨は故人が信仰していた宗教の本山に遺骨を納める方法であり、宗旨宗派で悩む必要もありませんし、家族間での意見が別れていても故人の信仰を中心にした選択肢となりますので同意も得られやすい可能性が高まります。
本山納骨はあまり聞きなれない方法ではありますが、ごく一般的に行われている方法でもありますので特に構える必要はありません。ただ、料金等は各宗派で異なりますのでインターネット等で確認すると良いでしょう。
お墓の改葬、墓じまいのご相談に応じています。
第八行政書士事務所では改葬や墓じまいの際のご相談や改葬のお見積り書の作成、役場への申請書の提出のお手伝いなどを行っております。
改葬にあたっては現地の寺院や役場での手続き、墓石業者への依頼など様々な手続きが必要となってきます。
当事務所では提携の墓石業者と共にご依頼者の改葬・墓じまいのお手伝いをしておりますので、改葬や墓じまいをお考えでしたらいつでもご相談ください。
改送・墓じまいの値段の目安
右の画像のような一般的なお墓の場合(10才のサイズ)は
15万円~20万円となっております。
※間知組(石垣)などがある場合は追加工事が必要となります。
上記の金額には次の作業内容が含まれています。
・寺院や役場との打ち合わせ
・寺院や役場での申請手続き代行
・墓石業者による墓地の原状回復(更地化、処分費のなどの費用全て含む)
・寺院等への墓地の返却手続き
面倒な手続きは全てお任せください。
※正式な金額は現地確認の上でご提示いたします。
※上記の目安金額は東海地区で行った場合の金額です。
※寺院によっては指定の墓石業者しか作業を認めていないところもあります。ご相談頂ければこちらから寺院へと確認をいたします。