名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.08.01
自分達で遺品整理を行う方法②
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
いよいよ8月に突入!夏が来たー!って感じがしてきますね
学生の頃はこの時期部活の合宿で中津川で稽古に汗を流していたのは良い思い出です。
学生の皆さんには長い夏休みを有効に利用してたくさんの経験と良い思い出を作ってもらいたいものですね。うん、爺くさくなってしまった
さて、スポーツの汗は若い方に任せて、こっちは仕事で汗を流す事にしましょう。
と言っても、今回は昨日の続きで遺品整理を自分達で行う場合についてのその2です。
昨日のブログでは、そもそも遺品整理を自分達で行う場合と遺品整理業者に任せた場合に最終的にどちらの方が自分達にとってお得なのかを考えてもらいました。
今回は、自分達で行うとした場合にどうしたら、楽にそして安くできるのだろうかという事を遺品整理業者の立場から書いてみたいと思います。
念の為の確認ですが、次のようなお部屋は専門業者に任せましょう。
・孤独死(孤立死)、自殺、他殺、変死現場などの特殊清掃が絡んでくるお部屋
・ゴミ屋敷(床が見えない程度に荒れているなら業者に任せましょう)
・大物家具、重量物が大量にあるお部屋
上記の様なお部屋は、一般の方が片付ける場合には体力的にも精神的にも辛いものがありますので、費用は多少かかりますが遺品整理専門の業者に依頼した方が良いと私は考えています。過去にこのようなお部屋を自分達で片付けようとしたものの、途中で家族の誰かが疲労で倒れたり、期限内に荷物が片付かなかったりと最終的にこちらに依頼の連絡が入った事が何度もあります。
出来そうな範囲で出来る事だけを行うのがポイントです。遺品整理は想像以上に体力と気力を必要としますので、無理は禁物ですよ。
では、自分達で遺品整理を行う場合はどのように進めていけばよいのか?
概ね次の様な流れになるかと思われます。
①貴重品や思い出の品などを探して取り分けておきましょう。
②新し目の家具や家電製品、食器類などがあればリサイクルショップに買取を依頼してみまし
ょう。この時に由来がはっきりしていて価値のあると分かっているものや、骨董品などは専
門の業者に持ち込んで確認してもらいましょう。
一般的なリサイクルショップに査定してもらう場合は家電や食器、雑貨類が良いと思われま
す。また、その際に金額は付かない物でも無料で引き取って貰えるものがあるかどうかを確
認してみるのもいいかもしれません。
③リサイクルショップで価値が付かないような品でもご近所の方が必要とされている場合があ
ります。仲の良かったご近所の方がいるようでしたら、形見分けの意味も込めて必要とされ
る方にお分けしてみるといいのではないでしょうか。
④この段階で誰も引き取る予定の無いものだけがお部屋に残っている状況になっていると思わ
れますので、ここからが本番です。細かな雑貨類は指定のゴミ袋に入れるなどして市町村で
回収できる状況にしていきましょう。
⑤大物家具の場合は市町村によって事前の予約を入れたり、処分代金をシールで貼っておくな
ど出し方が決まっていますので、一度に 出せる量や回収日の確認などをして二度手間にな
らないように準備していきましょう。
⑥テレビ、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、乾燥機などの家電リサイクル品に指定されている物は
市町村では回収してもらえないと思われますので、お近くの電気屋さんや大型の量販店に電
話して回収の依頼をする必要があります。この際に各お店によっては引き取る際の車両費用
などでまとめて出した場合に費用がお得になる場合などがありますので、各店舗のホームペ
ージなどで料金を比較してみてください。
(「家電回収します」とスピーカーで流しながら巡回している軽トラックの業者は海外へ不
正に輸出している業者やそもそも回収する資格も無く違法で行っている所がたくさん混じ
っていますので、そういった所には依頼しない方がいいでしょう)
見てもらうと分かるように、リサイクルできる物や他に利用してもらえる方に渡すなど、処分するものを極力減らした上で遺品整理を行う形となります。
ただ、こういう方法を取ったとしても、小物の量が大量にあったり、大物家具が自分達だけでは出せないといった事もあると思われます。そういう場合は時間単位で人材を派遣してくれる会社に手伝いを依頼したり、また大物家具だけは業者に引き取ってもらうなどの方法を取りましょう。
基本的に遺品整理専門業者は生活されていたままの状況から貴重品の捜索、分別、梱包、搬出、清掃、処分とそれぞれの費用を合計した上で作業金額を出していますので、分別や片付けは自分達で行って搬出と処分だけ業者に依頼するとなるとぐっと費用がお安くなる事があります。
ただし、家具一点だけ出す場合でも人件費やトラックの配車費などで最低限かかる費用というものもありますから、同じ料金で複数点持っていってもらえないかを交渉してみるのも上手なやりかたと言えますね。
最後にちょっとしたポイントですが、故人が女性だった場合などで着物を大量にお持ちの方が時々見えられます。そういった場合に着物の処分にお困りの遺族がたくさんいらっしゃいますが、もしご自分達で使用されないのでしたら、今は着払いで着物の査定と買取を行ってくれる業者が多数ありますので、インターネットで「着物 買取」などで調べて買取を依頼するのもいいかもしれません。
そういった着物専門業者なら査定の上で金額が付けば後日振込みなどで入金してくれますし、ご自宅の近くにお店があるようなら直接持ち込んで説明を聞いた上で売却なり持ち帰りなど決めても良いと思われます。
故人が好んで買われた品ですから処分してしまうよりも誰かが利用してくれるなら、そういった所に渡すのも遺品整理の一つの方法だと私は思っています。
繰り返しになりますが、遺品整理は体力と気力が要りますので、決して無理はせず、自分達で出来る範囲で行い、出来ない所は業者を上手に利用して、無理のないように進めてくださいね。
名古屋の遺品整理専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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