名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.09.14
鳴り響く供養
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日はものすごく良い天気で日差しも暖かく絶好のドライブ日和でしたね仕事とはいえ車の運転は気持ちよくいきたいものです。
さてさて、遺品整理の作業では故人の思い出の品や仏壇の性抜き(魂抜き)、故人の冥福を祈って部屋全体の供養を僧侶の方にお越し頂きお経を読んで頂くことがあります。もちろん神道の方には神主にお越し頂くのですが、ご存知の通り仏教には各宗派がございます。
仏壇の性抜きやお部屋の供養で現地にお呼びする僧侶も事前にご遺族に宗派を確認して各ご家庭の希望する宗派の僧侶のお越し頂くことになります。今回はそんな現地供養でのお話しです。
その現場はある派遣会社からのご依頼でした。従業員の方が亡くなり、その方が使用していたお部屋の片付けのご依頼です。
なんでも故人には遺骨を引き取ってくれる身寄りもなく、天涯孤独での最後だったそうで、その会社の担当の方も出来る限りの事をしてやりたいと、その方が何十年も住んでいたお部屋を供養して故人の冥福を祈りたいとのご要望でした。
最近はとんと聞かなくなりましたが、まだまだこういう昔ながらの従業員を家族と同じように扱ってくれる企業もあるのだなと打ち合わせでお話しを聞いていると涙腺が緩みそうになります。
故人の宗派については担当の方からは恐らくこれだろうというのをお聞きして、遺品整理の前に僧侶の方にお勤めをして頂いてから作業を始めることで打ち合わせを終えました。
その現場はマンションの一室ではありますが、その建物自体がご依頼者の派遣会社さんの持ち物らしく、そこに住んでいる方は全員従業員とのことです。
ですので、その方が亡くなった事を知らない従業員もいる為、お経を上げてもらうのもこの時間からこの時間までなら全員職場に出ており、多少声が漏れても大丈夫だろうという時間を教えて頂きました。
当日は約束の時間に僧侶の方と待ち合わせをして、さっそくお部屋に。供養の仕方は各宗派によっていろいろですがだいたい30分前後、長いときは1時間近くかかるときもありますが行って頂きます。その時も最初はお経を読まれていたのですが、そのうちカン!、カンカン!と木と木を打ちつけるような音が鳴り出しました。
その音は木魚のポクポクといったこもった様な音ではなく耳を突き抜けるような鋭い音をだしています。こ、これは凄い音だなと、いくら従業員の方は全員出払っているとはいえ、もしかしたら体調不良で休んでる方もいるんじゃなかろうかと思っていたので、この音が響いているんじゃなかろうかと心配でなりません。
そんな部屋全体に響く音が止み、お経を読む声もだんだんと小さくなり、お、終わったかな?と思った矢先、今度はどんどんお経を読む声が大きくなり、そして先ほどよりもさらに大きく木を打ち鳴らし始めました。
終わりじゃなかった。むしろこれからか!とその後も景気良く打ち鳴らされる音にそのうち誰かが苦情を言いに玄関を開けて来るんじゃないだろうかと心臓バクバクさせながらお勤めが終わるのを待っていました。
幸い特にこれといった苦情もなく無事、供養を済ます事も出来一安心。まさか、あんな大きな音を出しながらお経を読むことがあるなんて知りませんでしたので、勉強不足を痛感する一日でしたね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
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