名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.09.16
遺品整理は意外と技術職
おはようございまず。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
この前9月に突入したかと思えばもう半分が過ぎてしまいましたね。今年も残す所3ヶ月とちょっとと思うと時の速さに絶望しますね。
さて、9月といえば人事異動のシーズンですよね。え?そうなの?と思われる方もいるかもしれませんが、一般的に9月と10月は人事異動が増える時期と言われています。ですので3月~4月頃と9月~10月頃は引越し業者さんと作業がかぶってしまう事がよくあります。
もちろん商売敵でもなんでもないですので、トラックの停める位置やエレベータの使用などではお互いに譲り合ってどちらも作業しやすいように行っていくのですが、先日作業がかぶった現場でこんな事がありました。
その現場はマンションの一室でエレベータは一基の標準的な建物です。道路からマンションのエントランスまでに少し長い階段があるのが特徴で足腰に不安のあるお年寄りには少々つらい所で、どちらかというと新婚さん向けのマンションと言えるかもしれません。
その現場の作業自体は特筆することもないごくごく普通の遺品整理で朝の10時開始で昼の13時頃には終わる予定でいました。ただ作業の途中で荷物の搬出のスペースが落ちてきた為、何かあったのかなと外で動いてくれているスタッフの様子を見に行くと、どうも引越し業者さんが同じマンションで引越し作業を始めたらしく、引越し業者さんとこちらのスタッフが交互にエレベータを使用しているため、搬出のペースが落ちていたようです。
こういった他業者さんと作業が重なってしまうことは引越しシーズン等では良くあることですので特に問題はありません。搬出のペースが落ちたならその間に梱包と清掃を済ませてエレベータが使用できる時に一気に降ろしてしまうなどいくらでもやりようはあります。
そんな時、外から怒号のような声が聞こえてきました。なんですか?と思って声のした方を上から見てみると、どうも引越し業者さんの社員と思われる方が引越し業者のスタッフと思われる方を叱っているようです。
あまりに大きな声なものですからその内容も聞こえてくるのですが、どうやらドラム式の洗濯機を台車に載せようとして失敗したらしく、台車から洗濯機がズリ落ちてしまったようですね。
上から様子をみていると引越し業者のスタッフが不慣れなのかドラム式洗濯機を上手く持ち上げることができなかった為、ズリ落ちてしまったようです。それを社員の方が「なんで落ちたんだ!」「持てないなら持てないって言えよ!」等々と叱っています。
引越し作業も遺品整理も物を運ぶ作業といえばそれまでですが、意外と技術作業の面もあります。搬出時に部屋に傷をつけないようにしたり、大物家具をいかに取り回して外まで運ぶかやご近所に迷惑を掛けないように配慮したりと、いきなりやろうと思ってもなかなか出きる作業ではありません。
ただ大手の引越し業者さんの多くが基本的に現場責任者以外は当日雇った派遣社員さんを利用されていますので引越し作業に不慣れなスタッフというのも結構な数いらっしゃいます。
もちろん派遣社員さんの中にも社員と同じ働きをされるくらいのベテランさんもいますが引越しシーズンのような時期はどうしても不慣れな新人を臨時でたくさん雇ってなんとか頭数を揃えようとします。
しかし、頭数を揃えたとしても経験の浅い新人ではなかなか上手く作業についていくことは難しく、先ほどのような失敗が出てきてしまいます。こういった不慣れな新人をカバーするのも社員の役割とは思うのですが、どうも怒声を上げている引越し業者の社員さんはそういった意識は薄いらしく、周りに響く声でスタッフを叱りつけています。
周りの目も気にせず大声を上げるのは商売としてどうなのだろうかと思わなくもないのですが、他社の事に口を出せる訳もなく、こちらはこちらで粛々と作業を進めていくしかありません。新人には新人のベテランにはベテランに任せる仕事というものがあり、それを適切に振り分けて仕事の流れを作るのが現場責任者の役割だと思うのですがね。
今回の引越し業者さんの行いは他山の石として参考とするとして、事務所のスタッフへの気遣いが足りていない所がないかもう一度見直していきたいと思う所です。仕事って難しいですね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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