お知らせ
2015.12.29
コラム 遺品整理の現場からみた生前整理の必要性
遺品整理の現場から見えてくるご家族の苦悩
皆さんは「遺品整理」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。最近は高齢者の方のひとり暮らしも増えてきて年々ご依頼は増加傾向にあります。そんな遺品整理のご依頼の際にご家族の方が非常に困っているある共通の悩み事がございます。
「家族の思い出の品や実家をどうしたらいいのかが判らない」
遺品整理の現場で良く相談されるのが銀行の通帳が見つからなかったり、土地や建物の権利書、保険証券などが見つからないといったことです。これらについては遺品整理の際に私達のスタッフが念入りに貴重品捜索を行うことでほとんどの物が発見されます。
しかし、ご家族の写真や故人の日記、そしてご自宅の家じまいについてどうするのか?この問題に関してはご家族の間でも意見が別れることがしばしばで、「全部捨ててしまえばいい」という意見もあれば「思い出が詰まった品を処分するのはしのびない」として残すことを希望される方もいます。
そしてご家族の間で話し合いがまとまらず、結局は現状維持「とりあえずそのままにしておく」という、言ってみれば問題の先送りをしているご家庭がたくさんあります。
以前、遺品整理のお手伝いしたお客様はこう漏らしていました。
「家族の思い出が詰まった自宅をどうすればいいのか判断がつかない」
「両親が亡くなった後のことを話すのはなんとなく気が咎めてしまい切り出せなかった」
「もっと色々話しをして両親の希望を聞いておけばよかった」など、
お子様の方からこういった話しを切り出すのは非常に躊躇われることなのです。ご家族の仲が良ければ良いほどこの傾向は顕著になるでしょう。
生前整理はご家族への思いやり
遺品整理を終えたご遺族の皆様はこうおっしゃいます。「こんな大変な思いは自分の子供達にはさせられない」。長く住めば住む程にご自宅には愛着が湧き。そして思い出の数だけ家財や思い出の品が増えていきます。
それらの大量の家財を一度に整理しようと思うと体力、気力が充実していなければなりません。長寿社会の昨今では整理をされるご遺族の皆様も高齢になっているケースも少なくなく、遺品整理をしていて倒れられる方もみえるくらいです。
生前整理のスゝめ
たくさんの遺品整理を通して感じることは生前にどれだけご自身で整理をしておくかで残されたご家族の負担が大きく変わるということです。ご自身で生前整理を行っておくことで単純な体力的な負担に限らず、写真や日記、思い出の品の整理など仲の良かったご家族にとっては苦痛ともいえる負担から守ってあげることができるのです。
もちろん今現在楽しんでいる趣味や思い出の品をすぐに処分することはできないでしょう。でも、もし万が一の時にはこうして欲しいという希望をご家族へ伝えておくことでご家族は故人の意思を尊重する形で遺品の整理を進めていくことができ、余計な心労を負わなくて済むのです。
言葉で伝えるのが苦手や照れくさいといった方は遺言書などを使って想いを伝えてあげるるのもひとつの方法です。遺品整理の際にご家族が故人の思い出の品を前に途方に暮れてしまわないように、生前整理してみませんか。
生前整理のご相談には専門家が無料で応じます。
生前整理のご相談には遺品整理・生前整理専門の行政書士が無料でお答えいたします。生前整理に掛かる費用の見積もり、ご家族への残す最後のメッセージとしての遺言書の書き方、家族のみんなが笑って過していけるにはどうしたらいいのか、そんな疑問にお答えいたします。
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