名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ

2019.08.07

イメージと違ったホスピス見学の話し

 おはようございます。名古屋の遺品整理・死後事務専門第八行政書士事務所の谷です。

暑----い!ですね。7月が例年に比べて涼しかった為、今年の夏は冷夏か思いきや。やっぱり、日本の夏はジメジメしていて蒸し暑い、、、。

これぞ日本の夏!って感じです。8月に入って熱中症での死者も出ていますので、体調管理にはお気をつけください。

さてさて、本日の話題はホスピス・緩和ケア病棟へ見学に行ってきた話しです。そもそもホスピス(緩和ケア)とはなんだろうかと考えた場合に、WHOでは「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関してきちんとした評価をおこない、それが障害とならないように予防したり対処したりすることで、クオリティー・オブ・ライフを改善するためのアプローチである。」と定義しています。

簡単に言うなら、患者さんの病気や体なの痛み、体に限らず精神的な不安に対処し患者さんらしく最後まで過ごせるようにする取り組みとでも言えばいいのでしょうか。

今回の見学は、私が現在お手伝いしている死後事務受任者の方の付き添いで伺ってきました。ご依頼者の方はまだお若い方なのですが、癌を患いこれまで続けてきた一人暮らしが体力的に難しくなりつつあることを踏まえ、主治医の勧めもあり行ったものです。

私もホスピスには詳しくはないのですが、ホスピスに入所したいと希望を出してもすぐに入れるとは限らないとのことで。事前に医師との面談を行っておくことで、いよいよといった段階ではスムーズに待機状態に移れるとのことでした。

今回伺ったのは八事にある「聖霊病院」です。カトリック系の病院ということもあり、教会のような雰囲気やシスターがたくさんいることにちょっと普段通いなれている病院とは雰囲気の違いを感じます。

医師との面談の前に問診票を渡されて依頼者の方と一緒に書き込んでいくのですが、内容としては現在の体の状態、痛みの強さや頻度、心配事や精神的ケアの希望などについてで、問診票を見る限りでは確かに終末期医療に関する内容だなと思うものでした。

ただ、私のお手伝いしている依頼者の方はもともとは肺がんなのですが、肺がんは進行せずに脳への転移が多数見つかっているという状況で、身体的な痛みは基本的にはありません。(手足の痺れはありますが)

ですので、痛みがあるか?という問いに対しては「ない」となりますし、睡眠は取れているか?という問いに対しては「良く眠れている」という回答となったり、回答だけ見ているとそんなに症状は酷くない?と思えてしまうのですが、実際には手足の痺れや歩行困難な状況から予断を許さない状況です。

問診の後に医師との面談と看護士による今後の流れやホスピスの利用や費用のお話しなどを詳しくして頂きました。

私はここでひとつ思い違いをしていたことに気付いたのですが、私のイメージではホスピスは終末期医療でもう手の施しようがない患者さんに対して、痛みの緩和などを行って穏やかな最後を迎えてもらう場所というイメージを持っていました。

ですので、一度入所した後は亡くなるまではそこで生活を続けるものだと思っていたのですが、実際には長期間の入所はないとのことで、ちょっとびっくり。

これは依頼者の方もそう思っていたらしく、二人で「最後までいられるとは限らないんだね~」と困惑していました。

もちろん、利用するホスピスによって変わるとは思うのですが、聖霊病院のホスピスでは、できる限り自宅療養をしてもらい、訪問医師(主治医)などと連携して、ホスピスへ入所しないといけなくなった段階(死期間近)で入所するとのことです。

ですので、入所期間は長くても1ヶ月程度で、それ以上の余命があると見込まれる(病状が安定)場合は一旦、退院手続に入るとのこと。

そうなの!?出ないといけないの!?と思い、「でも、その時点でひとり暮らしなどは当然できなくなっていると思うのですが、退院といっても簡単ではないですよね?」と訊ねると、もちろんそのまま放り出すなんてことはしませんので、有料施設や病院への入院なども含めてサポートしてくれるとの回答でした。

その後、ホスピスの利用料やサービスなどの説明を聞いた後、「時間があるのでしたら実際に見学されてみてはどうですか?」となった為、依頼者の方の車イスを押しながら施設を見学させて頂くことに。

施設自体は病院の中にあるので、移動はエレベーターですぐ、専用の入り口を入ればすぐにホスピスに到着です。入ってみると非常に明るく開放的なロビーで利用者の方がお茶を楽しまれている様子が目にはいりました。

施設の責任者の方に実際の部屋(全て個室)や施設や設備の案内をして頂きました。私は病院の個室のようなイメージをしていたのですが、どちらかというとサ高住のような印象をうけました。

また、家族の方がお見舞いに来たとき用の控え室や宿泊できる場所などもあり、いたれり尽くせりな感じです。依頼者の方も「こんな良いところだとは思ってなかったわ~」と気に入ったご様子です。

普段の生活でもそうですが、自分が過ごす場所というのは生活全体を左右します。まして自分の最後を迎える場所ともなると、自分の意思がどこまで尊重されるのかというのは重要ですよね。その点、今回訪問した聖霊病院内のホスピスは依頼者の方も気に入られた様子で安心しました。

今後も増え続ける高齢者。手厚い医療を必要とする高齢者が増える反面、国の方針としては自宅介護。

また、ホスピスなどの終末医療を支える現場でも、長期の入所は難しい現状と病床数の少なさが、終末医療を必要する患者さん達の不安のもととなっています。

誰しもが必ず通る道であり、避けては通れない「老い」。安心して長生きできる日本になってもらいたいものですね。

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