名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2020.11.11
遺品整理で見つかったご遺骨の供養
おはようございます。名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八行政書士事務所の谷です。
最近コタツで温まっているとすぐにうたた寝してしまいます。昔からよくコタツで寝ると風邪をひくとは言いますが、科学的な根拠はないようです。
ただ、ある医師の話しでは、下半身と上半身で極端な温度差がある状態だと体内である種のヒートショック現象がおき、それにより自律神経が乱れと免疫の低下に繋がり、結果として風邪をひきやすくなるという話しもあるようです。
特に高齢者の方は、加齢で体温調節が難しくなっていることもあり、気づいたら脱水症状なんてこともあるようですので、お酒を飲んだ後のコタツでのうたた寝は気を付けましょうね。
さてさて、本日は先日少し書かせてもらったご遺骨の取り扱いについてです。前回は遺品整理で見つかったご遺骨は例え小さな骨片であっても捨てないようにしましょうという内容でした。
今回は実際に遺品整理で見つかったご遺骨を供養する為にお寺に持ち込んだお話しです。
遺品整理で手元供養されていたお舎利様(喉仏)が出てくることは珍しくはありません。こうしたお骨が出てきた場合は本来は既に埋蔵されている故人のお墓や納骨堂に改めて収め、供養するのが一般的かと思われます。
ただ、遺品整理の現場で発見されるこうしたご遺骨は、状況によっては誰のご遺骨なのかが判然としないということもあります。
通常、骨壺の状態で安置されているような場合は骨壺と一緒に火葬許可証も一緒に保管されているのですが、長年ご自宅で安置されていたような場合はこうした書類が紛失していたり、お舎利様の部分だけのような場合ですと分骨証明書をもともと取得していなかったりすることも良くあります。
そうした場合でも故人に近しい関係の方が遺品整理を担当すればある程度、ご遺骨の身元というのは予測がつくものです。
ただ、最近増えている、ある日突然警察より連絡があり、遠い親戚が無くなった為、遺品整理を行わないといけなくなったというような状況に置かれた方にとっては、故人がどのような家族関係でどのような生活をしており、どういった交友関係があったのかは知る由もありません。
ですので、相続放棄をしてしまえばいいのでしょうが、大家や警察、役場などに迷惑を掛けるわけにもいかなと頑張って遺品整理を進める方も多くいらっしゃいます。そうした頑張っている中で発見されて扱いに困るのが「ご遺骨」というわけですね。
たとえ小さな骨片とは言え捨てるわけにはいかず、粗末に扱えば自分や家族に災いが起きるのではと心配する方も多くいらっしゃいます。
そうはいっても、誰のお骨か判然としなければ入れる先のお墓は決められませんし、自分達の墓に入れるわけにもいかず、かといってこの小さなお骨の為にお墓や納骨堂を用意するのかと言われると費用の面も考えるとどうしても二の足を踏んでしまいますよね。
そうした、身元不明なお骨の取り扱いについては、先日のブログでも書いた通り役場やお寺に相談した上で、新しくお墓や納骨堂を契約するに比べてはるかに安価な費用で永代供養に付することも可能となっています。
もし、菩提寺や宗派の本山が判明しているのでしたらまずはそちらに相談して頂き、もしそうしたお付き合いのあるお寺がないようなら、宗旨宗派関係なく受け入れて永代供養してくれるお寺もありますので、そうしたお寺にご相談するのがベストですね。
今回は私が普段遺品整理の際に仏壇の精抜きや現場供養をして頂いている吉祥寺様へとお骨をお持ちして永代供養をお願いいたしました。
曹洞宗 護国山 吉祥寺
知多四国霊場四十九番霊場日本三躰ノ一毘沙門天王祈祷所
曹洞宗 吉祥寺
知多郡美浜町野間桑名前24
電話 0569-87-0089
遺品整理現場での供養の様子
吉祥寺様へとお願いした、墓じまいの際のお墓と遺品整理の際の仏壇供養の様子。
遺品整現場で見つかったお舎利様の永代供養のご依頼と写真のお焚き上げ風景
今回の遺品整理の現場で見つかったお骨も吉祥寺様の境内にある合同墓にて永代供養をお願いいたしました。(遺品整理で出てきたお写真類もお焚き上げにて供養)吉祥寺様の永代供養は宗旨宗派を問わず受け入れてくださいます。また、最近増えているお墓の改葬の際に改装中のお骨の一時預かりなどの相談にも乗って頂けますので心強いですよね。
森 慈敦(もり じとん)住職 より
境内には、毘沙門尊天の命により建立された成就塔があります。
この塔をさすれば何事も願いがかなうと伝えられています。
(吉祥寺様HPより抜粋)
詳しくは 吉祥寺 森住職まで
電話 0569-87-0089
直接持参できない場合は「送骨」でも受付可能です。
吉祥寺様では、遺品整理や墓じまいの際などのお骨について、ゆうパック等で吉祥寺様へと郵送することで永代供養を行って頂けます。一般的には「送骨」と呼ばれる方法で最近は無縁仏や引取り手の無いご遺骨の増加でご依頼が増加しています。
送骨の費用や方法については、「引取り手の無いご遺骨について」をご確認ください。