名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.09.18
車検証が取り出せない!
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
そろそろアイスコーヒーからホットコーヒに切り替えかなと思い、ホット用の銘柄に変えたのですが日中の陽気に当てられてやっぱりまだアイスでしょ!と思いホット用に買った銘柄でいつものようにアイスコーヒを作成したら溶けない!なんか細かいコーヒの粒が溶けずに浮かびまくってます(泣)
当然、味の方もお察しってなもんで、アイス用コーヒがアイス用で売られているのはそれなりに訳があるというのを実感しました。仕方ないので汗をかきながらホットで飲むことにします。
さてさて、昨日は孤独死現場の臭いにエアコンの工事業者さんが苦労していたという内容を少し書いていましたが、似たような出来事を思い出したのでそれもちょっとだけ書いておこうかと思います。
その現場は真夏と言える時期に行った作業です。どうも家人の方が車の中で自殺していたらしいのですが、持ち家で戸建、駐車場も周りから死角になる位置にあったらしく発見までに時間が掛かってしまったそうです。
真夏の車中ですから温度の上がり方も室内の比ではなく、遺体の腐敗も激しかったとのこと。発見時は車中が真っ黒になるくらいのハエが発生していたそうですので警察も遺体を引きとりにきた葬儀社の方も相当難儀されたことでしょう。
その現場は家財の遺品整理と車の廃車手続きの代行が今回のご依頼内容で、作業当日は車の引き取り業者を別途手配をして車を引き取って頂きました。車はパンクなどもしていませんので自走は可能ですが、当然車内は人が乗れるような状況ではありませんのでレッカーで引っ張っていかれることとなります。
家財の撤去も無事に終わりその日の作業は無事終了となりました。しかし、翌日になって、後は廃車手続だなと思っているところに車屋さんから電話が掛かってきました。なんでも車検証をダッシュボードから取り出そうとしたところ、あまりの臭いに取り出せないとの連絡でした。
え?ダッシュボードなんて助手席からちょっと手を伸ばせばすぐじゃない?と思ったのですが、なんでも助手席の扉を開けた段階で車内から漏れてくる死臭が酷く車に近づけないそうです。
なら一瞬息止めればいいのでは?と伝えたのですが今度は臭いが目に染みてとてもじゃないけど自分たちでは出来ませんと完全にお手上げ状態のようでした。
これ以上車屋さんに無理させて倒れられても困るので、自分たちで車検証を引き上げに行くことにしました。車で1時間ほど走り車屋さんの工場へと向かい担当者の方に案内されて先日引き上げてもらった車の所へ到着。
確かに離れていても死臭はしますが、扉を開けて1日に経過したからか車内はカピカピに乾燥しており、臭いはそこまで酷くは感じません。これならよっぽど孤独死現場の特殊清掃を室内で行っている方が臭いはきついなと思える程度でしたので、サクサクと車検証やその他の貴重品が残ってないかの確認と車内が空っぽになっている証拠の写真を撮影して終了です。
回収した車検証を車屋さんにお渡しする際になんであの臭いの中で車内の捜索や写真の撮影なんかが出来るんですか!?と驚かれていましたが、こっちはそれが仕事なんでとしか答えようがありません
どんなお仕事でも熟練した方々というのは他からみたら超人に見える事がありますよね。遺品整理において超人とまで言われなくてもいいですから、専門家の名に恥じない仕事をしていけたらなといつも考えています。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村