名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.09.19
100万円の行方は?
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
先日自分の車の前をバイクが走っていたのですが、そのバイクなぜかパトカーの目の前で猛加速していきました。当然すぐにパトカーに追いつかれてお縄を掛けられていましたけど、彼は一体なにがしたかったのか全く意味不明です
さて遺品整理の現場ではタンス預金やら隠し財産やらがあり、場合によっては見つからないように隠した故人とそれを発見しようとする遺族との推理合戦の様相を呈していることがあります。
以前に受けたご依頼でこんなことがありました。そのご依頼は故人の息子さんからのご依頼でお父様がおひとりでお住まいだったご自宅の整理です。現場は賃貸のワンルームでお荷物もそれほどの量はありませんでした。
なんでも、お父様は以前は戸建ての持ち家に住んでいたそうなのですが、奥様を亡くされてからは広いご自宅でひとりで生活するのは掃除の手間などを考えるとかえって不便になるとおしゃって、自宅の荷物を整理してこの賃貸のワンルームに引っ越されたそうです。
今でいうところの「生前整理」といったものになりますでしょうか、生活に不便だからとはいえ長年住んでいた家や家財を処分して賃貸のワンルームに引っ越すという決断はなかなか出来るものではありません。
そんなお父様を心配されてご依頼者のかたも何度もこの現場には様子を見にきていたそうなのですが、そんなある時お父様からタンス預金の隠し場所を聞いたそうです。現金で100万をお風呂の天井にある点検口の中に入れておくと言われていたそうで、実際にそこに置いてあるのもご自分の目で確認されたそうです。
しかし、お父様が亡くなった後お部屋の整理をしている時にそのことを思いだして改めてその場所を確認してみると以前置いてあったお金が無くなっていたそうです。
慌てて部屋中を探してみたそうですがそこまで広くもないワンルームですから探す場所もそんなに多くはなく結局見つからなかったとのこと。遺品整理作業の際もこちらのスタッフが念入りに確認しながら作業を進めていきましたがやっぱり100万円の影も形もありませんでした。
ご依頼者が推理する所では、恐らくお父様が何かの拍子にお風呂の点検口にお金を置く際に奥の方に押し込もうとしてそのままユニットバスと建物の壁の間に落としてしまったのではないかということです。
ありそうな話しですよね。点検口の端は壁だと思って押し込んだら実は隙間があったとなると、もしかしたらユニットバスの側面と建物の壁との間の隙間に現金が挟まっている可能性はあります。しかし、もしかしたら単にお父様が何かに使用されて無くなっているだけの可能性もあり、ユニットバスを壊してまで確認するかそれとも諦めるかで相当悩んでいらっしゃいました。
この現場のように、以前はあったはずのお金が無くなっているといったお話は遺品整理の現場では良く耳にします。
親族の仲が悪かったりすると「きっとあいつが持っていったに違いない!」などの疑心暗鬼を起こさせる事にもなりかねませんので、ご家族に伝えていた財産を消費したならそのことを改めて伝えておくのも相続人間で無駄な争いを起こさせないようにする為の思いやりですよね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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