名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.09.27
意外な遺品整理の方法
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
先日、時間があったので久々に車の洗車をしてきました。いつもはスタンドにある自動洗車機に通して終わりなのですが、たまにはワックスでも塗らないとまずいかなと思った次第です。
最近はコイン洗車場がどんどん減ってきて洗車する場所にも困っているのですが、今は車で15分程走った所にある洗車場を利用しています。
さっそく洗車しようと車を所定の位置へ、高圧で水を吐き出す機械の前に止めました。するとそこには見慣れない看板が出ており「アイスバケツチャレンジ禁止!」の文字がデカデカと書かれ、その下には高圧放水銃は危険だから絶対に人に向けるなという事が事細かに記載されていてちょっとびっくり。
いろいろ話題になっているアイスバケツチャレンジですが、まさか洗車場で問題になっているとは思いもしませんでした。もし、この注意看板が事故が起きる前にされた物なら、管理会社の危険予測は大したものですよね。高圧放水銃人に向けて遊んでは駄目ですよ!
さて、今回はちょっと意外な遺品整理?をされた方のご紹介。その現場は線路が真横を走るかなり古い建物です。土地も建物も故人の所有らしくずっとここに住み続けていらっしゃったとのこと。ご依頼はご親族の方からで見積もりで現地に伺いました。
建物自体はそれほど広くもなく間取りも6畳の和室2部屋と崩れかけの倉庫みたいなのがある程度です。しかし、中を拝見させて頂くと何十年とそこで生活されていたというのが実感できる物量です。
歩くスペースにも寝るスペースにも困る位の物量ですが、ある程度整理もされておりゴミ屋敷とまでは言えない状況。しかし、物が多い、、、、片付けるには恐らく3tトラックが数台は必要となる物量の前にご依頼者の方も途方にくれているご様子でした。
作業にかかる費用もかなり高くなってしまうのでご依頼者と相談していると、どうもこの土地と建物自体は誰も必要としていないことがわかりました。
「でしたら相続放棄されたらどうですか?」と聞くと、相続放棄をするのもなんだか縁を切るみたいだからしたくはないと悩んでいらして、とは言え故人が残した預金だけでは片付ける費用も足らずと親族一同「う~ん、、」と頭を悩ませていらっしゃいました。
私もなんかいい方法がないかと考えていたのですが、その時ご依頼者の方が「そうだ、市に寄付しよう!その代わり処分は向こうでしてもらおう!」とおっしゃります。皆さん「おお、それがいい、それがいい」と賛同されているようで、どうもその方向で話しを進めていかれるようです。
私なんかは、え?本当に?と思っていましたが、ご親族の方々は皆さん遠方にお住まいでこんな離れた場所に土地や崩れかけの家をもらってもかえって邪魔になると思われているみたいで、そういう片付けの方法もありなのかと正直、目から鱗状態でした。
ただ、それも全て市がそれでいいですよとOKしなければ始まらない話しですよね、と思っていたらご依頼者から市の方に自分達の代わりに電話してくれと頼まれました。
え?私が?と本日二度目のびっくりを味合わされてしまいましたが、状況の説明などもありますから私から電話することに。最初は環境課のような部署に電話して状況を説明、違う部署に繋いでもらい再度説明。しかし、市の担当者もそんな相談を受けた事はないようで少々困惑気味でした。
結局、電話に出られた方では判断が付かないとの事で後日確認してからご連絡しますということとなり、ご依頼者の電話番号をお伝えして連絡待ちとなりました。
その後のやりとりは直接されているはずですのでその後どうなったかまではわからないのですが、ご依頼者の思い切った遺品整理の方法にびっくりさせられる一日でしたね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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