名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.10.19
孤独・孤立しがちな高齢者へのアプローチ
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
だいぶ寒くなってきましたね。そろそろ鍋料理が恋しくなってきました。
さて、楽しい老後を過すためには何んでもいいので打ち込める趣味を持つことが大事と言われます。日々無為に時間を過していると頭も使いませんので認知症になってしまいますのでたまには刺激を与えることも大事ですよね。スポーツでも読書でも友達との散歩であってもかまいませんが皆さんは何か打ち込めるものを持っていますか?
孤独死を防ぐには社会へとの接点を持つことが非常に大事です。しかし、わかっていても出来ないから孤独死や孤立死なんて問題が発生しているのです。民生委員の方などはご経験もあるでしょうが、高齢者の方を地域の集まり等に誘ってもなかなか参加してくれず、何度も誘っていると最後には返事もしてくれなくなったりします。
高齢の方がお一人で部屋にこもりっきりなら周りの方々が心配するのは当然ですよね。でも、ご本人としては、興味もない所へ出むいて知らない人と話したりするのはとにかく面倒に感じてしまっているのです。
この傾向は女性よりも男性に顕著に現れます。団塊の世代と言われる方々は日本を支える為に企業戦士として社会で闘ってこられ、そして家庭では一家の大黒柱として家族を守ってきています。
そんな経験から男性はなかなか外に弱みを見せることもできず、我慢することが男らしいという風潮の中で育ってきていますので、他人に対してなかなか本音を言えません。
ですので、地域の集まりなどに誘われたとしても、過去の経験から集団の中では自分の本音が言えずストレスだけが溜まっていくことを真っ先に考えてしまい「わずらわしい」「めんどくさい」「ひとりでいる方が気楽でいい」といった思考に陥ってしまい、どんどん孤立を深めていってしまう結果となります。
ただ、そんな方々でも趣味の話しとなるとまるで子供のように目をキラキラさせて話しをしてくださる方もいます。生前整理などで伺った際にご高齢の方から色々なお話しを聞かせ頂くことがありますが、自分の苦労してきた話しや趣味の話し、そして生涯をかけて働いてきた会社の話しとなるととまらなくなることがあります。
見積もりしたいな~、と思い撤去する家財の確認の話しに持っていこうとしても、その家財の思い出話しが始まって最初の昔話しのレールに戻されてしまうくらいどんどんと喋ってくださる方もいるくらいです(笑)
ちょっと気難しいと思われているご高齢の方であっても、自分の好きな事には興味はありますし一家言ある!として進んで話してくれたりもしますので、まずはその方が何について興味を持っているのかを知ることがとても大事なのかもしれませんね。
地域活動や集まりに誘うにしても、興味のない事にはなかなか気持ちも足も向きません。しかし、同じ趣味を共有する人たちが集まっているような場所にならもしかしたら興味を持ってくれるかもしれません。
その人がどのような趣味を持っていたり興味の対象が何なのかを知るのは難しいことかもしれませんが、その手がかりを見つけたなら、玄関ポストに興味を引きそうな案内やチラシなどを投函しておくだけでも、次回は玄関扉が開く可能性が増すかもしれません。
人は自分の趣味を理解してくれる人には警戒心が薄くなるものです。孤独・孤立な高齢者を増やさないようにするためには、「絶対楽しいから」「みんないますから」と平均的な楽しさを全面に出すよりも、その方の興味があることに集中してアプローチしてみるといいかもしれませんね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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