名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.11.06
桐タンスにしまわれているのはご家族の思い出
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門の第八行政書士事務所の谷です。
いい感じに寒くなってきましたね。寒い寒い言っていても暗くなるだけですので、せかっく四季のある日本にいるなら寒い季節も楽しめるくらいの心の余裕が欲しいものですね
さてさて、遺品整理では様々な家財道具に出会うと書きましたが古いお宅で遺品整理をさせて頂く際に必ずあるのが桐ダンスです。何十年と使われてきた桐タンスは色も茶色く変色し、取っ手の金具は取れてしまってと長い年月をその体に刻み込んでいます。
ある現場でのお話し、そのご自宅はお庭に立派な蔵があるところで、ご自宅の整理とともに蔵の中の整理のご依頼も一緒に頂きました。蔵の中には祝い事で使うためのものか漆塗りされたお皿やお椀などが木箱に入れられた状態でたくさんしまわれていたり、長持ちや最近では利用される方も少なくなってきた座布団を入れるタンスなどが所狭しとしまわれていました。
蔵の中を一通り見させてもらった後にご自宅の方も拝見させて頂くと建物に負けない歴史のある家具がずらりと並んでおり、ご依頼者の方から昔の話しを聞いているだけでわくわくしてきます。
そんな中にあったのが少し破損箇所のある桐タンスです。色が変色し取っ手も何個か取れてしまっており、もう使用していくのは難しいなと思われる状態でした。当然そちらの桐タンスも整理の対象と思い確認してみると、意外な事にその桐タンスはまだまだ使用されていくとのこと。
随分と痛んでいるようですが?と聞くと修理に出すから大丈夫とのご返事でした。その時はまだ遺品整理の仕事についたばかりでしたので桐ダンスが修理できるなんてことを知りませんでした。色々と調べてみると変色してしまっている部分は削り直しすることで真っ白な元の色に戻り、取っ手などもちゃんと用意されているようで多少破損している程度はすぐに直るようです。
また修理を手がける工房によっては桐タンスをチェストに作り変えたり、破損の少ない部分だけを小さなタンスに作り変えて使用できるようにしたりと色々と使い続けていく方法もあるようです。
その現場にあった桐タンスも母親から娘へと受け継がれそして孫へと引き継いでもらう為に修理へと出されるとのことでした。最近は引越しの度に家具の入れ替えをする事も珍しくはないですよね。でも先祖から受け継いできた家具というのはその思いも引き継ぐことでもあります。
この現場で出会った桐タンスには衣類の他にも何世代にも渡るご家族の想いが一緒にしまわれているのかもしれません。相続を想族の場にできる、なそんな遺品整理を目指していきたいといつも思っています。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村