名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.11.22
ADR研修第三回感想
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
寒いですね、朝顔を洗おうとして蛇口を捻ると水の冷たさに驚きます。こんな冷水で顔洗ったらそれこそ心臓麻痺でも起こしそうですけど、朝の洗顔には気をつけましょう!って注意はほとんど聞かないですよね。血圧の高い方は冷たい水に手をつけるだけでも血圧が跳ね上がるようですから、寒い時期の洗顔はぬるま湯を使うようにしましょうね。
さて、昨日は行政書士会のADR研修の第三回が開催されました。前回の研修が9月で今回が11月。間空きすぎで、前回何やったかうろ覚え状態ですが、とりあえず研修は前回の復習から開始されていきました。
ADRの研修も今回で3回目となりましたが、まだ12月、1月、2月と先はまだまだ続いていきます。申し込みした時は正直こんなに長丁場の研修になるとは思ってもみませんでしたが、もう少し集中的にやってもらえたらなと思わなくもないですね。
今回の研修のテーマはいかに相手の本音を聞きだすのか、そして紛争当事者の本音を聞きだすのがいかに難しいのかを知るとともに、相談者が話しやすい相談相手とはどのような人物なのかという点が焦点になって研修が進められていたと思います。
行政書士会のADR研修は座学はほとんど無く、グループごとのディスカッションや討論がほとんどの体験学習がメインとなっていますので、様々な意見を見聞きするのはいい勉強となります。
特に同じ同じ議題で討論していてもグループごとに特色が出てきて、大筋は似たりよったりとなるけれどもグループごとの特色がちょっとだけ加味された意見などが発表されると、へぇ~と感心させられることも度々です。
今回の研修では相手の本音を聞きだすためのロールプレイが実施されて、ある百貨店のフロア責任者とそのフロアに店舗を構える玩具屋の責任者との間で子供たちが遊ぶスペースで起きた問題を解決をするための話し合いを役割を分けて話し合うというものが行われました。
資料として事前に渡される共通の認識事項が書かれた紙、そして百貨店側の本音が書かれた紙と玩具屋側の本音が書かれた紙をそれぞれの担当者が熟読し与えられた役を演じていくのですが、百貨店側は玩具屋側の本音、玩具屋側は百貨店側の本音は事前に知らされずに話し合いを行っていきますので、いかに相手の本音を聞きだして妥協点や解決策を話し合いで見つけていくのかというのがポイントとなります。
やってみた感想としては、相手は相手の思惑があり、こちらはこちらの思惑があるのでなかなか話しは噛み合わず、どこに妥協点を見出すのかに苦労をします。いくら役割があるとは言えあくまで研修でのロールプレイですのでお互い勉強の一環と割り切って行っていますから、話し合いがまとまらなくても最悪意見が平行線で進むだけですが、これが実際の調停の場となったらお互い感情的にもなるでしょうからよりいっそう解決に導くのは難しくなるのは想像に難くないですね。
調停を行う側としてはいかに当事者双方の本音を聞きだし、妥協点を見つけて円満に解決に導いていくかが腕の見せ所となるのでしょうが、行政書士会の行う自主交渉援助型の調停では、あくまで主導権を持っているのは当事者双方ですから、一般的な裁判所で行われるような調停者がこうしたらどうですか?のようなアプローチの仕方は出来ませんので、調停を無事に終わらせるにはかなりのハードルが待ち受けていそうです。
まだまだ、自主交渉援助型の調停というものがどのようなものなのかの全体像が掴めませんが、とりあえずめげずに最後まで研修を終わらせてみたいと思います。
遺品整理の現場でも家主と遺族の間では、孤独死や自殺などが生じた場合には退去や原状回復の問題で揉めることも多く、この行政書士会でのADRの研修も無駄にはならないと思っています。
遺品整理の専門家として、賃貸物件で事故や事件が起きた場合でも紛争を未然に防ぎ、当事者双方にとって納得のいく方法を提案できるようになるためにも勉強を続けていく所存です。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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