名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.11.30
高齢者向け返済特例制度(リバーズモーゲージ)
おはようございます。名古屋市の遺品整理。特殊清掃専門の第八行政書士事務所の谷です。
とうとう11月も最後になりましたね。ほんとあっという間に過ぎていきました。今年も残すところ12月のみ!年末に向けて気合を入れていきましょう。
さて、昨日は住宅改修の助成についてちょっとだけ書いていましたが、今日はその続きで「高齢者向け返済特例制度(リバースモーゲージ)」のご紹介です。
介護保険制度が浸透するにつれて介護保険を利用した住宅改修費の助成については認知度がそれなりにあり、また高齢者を抱えるお宅では必要に迫られて手すりや段差の解消の工事をする際にそういった情報に触れる機会もあると思われます。
ただ、リバースモーゲージについては今一歩周知されていないように感じましたので今回はそれについてちょっとだけ。私も専門ではないですので詳しくは各自治体にお問い合わせ頂くとして、ここではそんな制度もあるんだなと知って頂けたらと思います。
昨日紹介した介護保険を利用した住宅改修ではその上限金額が20万(1割負担で実質18万の助成)となっており、引越しや要介護度が急激に変わったりしない限りは一度使用したらそれで終了となってしまいます。
ただ手すりの設置や簡単な工事で済む程度の住宅改修ならそれで間に合うかもしれませんが、住宅全体をバリアフリーにするような大規模な工事をする場合は手持ちの資金だけでは工事代金を捻出することが出来ないかもしれませんよね。
そんな大規模な工事が必要だけど現金でお金を用意することが出来ないような時に利用できるのがこのリバーズモーゲージとなります。この制度はバリアフリー化の改修工事(現在は耐震改修工事も対象)の費用を、利息のみ毎月返済し、元金は高齢者本人の死亡後に相続人が一括返済するか、あらかじめ担保にした土地・建物を処分して返済する制度で住宅金融支援機構が行います。
利用できる対象者は60歳以上の高齢者が対象で、融資限度額は1,000万円(改修工事費が1,000万より低い場合は改修工事費が借り入れ可能額)となっており、リバースモーゲージの仕組みを利用することにより、無職高齢者でも住宅の改修資金を調達できるようになります。詳しくは各自治体のホームページ等でご確認ください。
◆名古屋市のリバースモーゲージについてはこちら。
リバースモーゲージはバリアフリーへの改修と耐震改修の工事について利用できるとなっており、住宅の改修ならなんでも利用できるといった制度ではありませんが、バリアフリーにすることでつまづいて怪我をする危険性も減り、また車椅子などでの生活もしやすくなりますので、結構利用できる制度なのではないでしょうか。
この他にも住宅の改修については「高齢者住宅整備資金貸付制度」や「在宅重度身体障害者住宅改造費助成事業」、「障害者住宅整備資金貸付制度」など利用できそうな制度がありますので、住宅改修にお悩みでしたら一度各市町村の窓口で相談してみるのが一番の近道かもしれませんね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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