名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.12.27
その眠気は失神の前触れかも!?
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
世間では昨日が仕事納めで今日から年末休みに入られている方もいるのでしょうかね。今年は土日が具合良く繋がっており、休みが長く取れてる人も多いのではないでしょうか。年末年始こそ忙しい!という方々もたくさんいらっしゃると思いますがお仕事お疲れ様です。
さて、昨日のニュースでヒートショックで亡くなる方の数が年間1万7000人もおり、交通事故での死者と比べて4倍もの数という報告が載っていました。統計自体は2011年のものですが、高齢者が増えていく状況では減ることはないでしょう。
もちろん年々各家庭での対策や新築時に浴室暖房などが備えられたりと改善もしてきているとは思いますが、まだまだ古い住宅で部屋間での気温差が激しい住宅というのは多いですので高血圧気味の方はご注意くださいね。
そんな浴室関係の事故で多いものの中に浴槽内での溺死というのがあります。上記のようなヒートショックを原因として、熱いお湯に浸かった為に血圧が激しく動いて心筋梗塞や脳梗塞などで亡くなるといったケースが典型的だとは思いますが、状況によっては知らず知らず失神してしまい溺死に至っているケースがあります。
誰もが経験したことがあると思いますが、暖かいお風呂でゆっくりしていると眠気に襲われることがありますよね。もしかしたらこの眠気が危険な場合があります。
暖かいお風呂に入ると、血管が拡張して血圧が下がります。血圧が下がると脳への血流も下がりますので、脳への血流が下がることによって立ちくらみに似た意識障害(眠気のように感じる)が起き、そのまま気持ち良く失神してしまうといった流れです。
湯船から顔が出ていれば、その後お風呂の温度が下がることによって血圧がもどり意識も覚醒して事なきを得ることになりますが、これが失神した際に湯船に顔が浸かってしまうと溺死の原因となってしまいます。
ではどうすればいいのか?食後1時間以内は消化器官に血流があつまるので脳への血流がただでさえ下がっている状況ですから、食後すぐの入浴を避ける。また、42度以上のお風呂は高血圧の方には危険温度となるので、41度くらいまでのちょっとぬるめの温度で入浴する。そして、長湯は血圧の変動を激しくするので15分以内の入浴に留めるなどが対策となるでしょう。
これ以外にも、以前のブログでも書いたように飲酒後の入浴を避けるのは当然ですし、お風呂から出る時に急に立ち上がるのも失神の原因となりますので要注意です。
日本人としては熱いお風呂に肩まで浸かって、お猪口で一杯なんてのは憧れる状況ではありますが、体には一番悪い入浴方法なのかもしれませんね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
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