名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.01.31
風評被害を出さない遺品整理
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
テレビを見ていたらエジプトのツターンカーメンのひげが落ちたと大騒ぎしていました。なにやら展示ケースから出す際の不手際で壊してしまったそうですが、もともと修復などがしやすいように外れやすくはなっていたそうで、ひげが外れた事に驚いた学芸員が本来なら使用しないような修復剤でひげをくっつけてしまった為にさらに問題が悪化したそうです。
貴重な文化財が粗雑に扱われた事実もさることながら、なんか呪われそうでそちらが怖いですね。
呪いとは別の話ですが不動産の賃貸経営をされている方にとって風評被害は怖いものです。私が以前に勤めていた不動産会社でも管理物件で女性の霊が出ると大騒ぎになったことがあります。
その賃貸マンションは単身向けのワンルームで2階建てだったのですが、階段の1階から2階へ上がる階段の途中に外の様子が見れる小窓のような物が設置されていました。
もちろん人が立てるようなスペースもなくその小窓から人が見えるはずなんてないのですが、入居していた別々の方から夜中に女性の顔が浮かんで意いた!!と苦情というか悲鳴に近い電話を何度も受けていよいよこれは、、、、、となったようです。
当然会社としても幽霊が出るなんて風評被害は避けたいので僧侶を呼んでお経を上げてもらうなんて大げさなことはしたくなかったのでしょうが、入居者が次々と退去してしまった為、現地供養を執り行うことになりました。その供養の効果があったのかどうかはわかりませんがその後は女性の霊を見た!という話は聞かなくなりました。
遺品整理の現場でも風評被害というのは問題になります。殺人事件のようなテレビで報道されたようなものはもちろんですが、自殺や孤独死の場合でも、警察車両が何台も来て鑑識が物々しく作業をしていたらご近所の方としては何かあったのでは?と気になるのは仕方のないことです。
ただ、状況によっては丁寧な遺品整理を行えば変な噂を立てられずに済む場合もたくさんあります。もちろん自殺や殺人のように次の入居者に対して重要事項として必ず告知しなければならないような場合は別ですが、自然死扱いとなる孤独死では必ずしも告知義務が発生するわけではありません。
ただ、遺品整理の作業の仕方によっては本来なら整理後すぐに入居者の募集が出来たはずなのにご近所の方から変な噂が立ってしまい対応に苦慮してしまうなどといったことにもなりかねません。
ご近所の方への配慮も含めた作業の進め方は専門の知識と長年の経験そして従業員の質によって左右されてきます。慎重な判断が必要とされるような遺品整理の場合はご相談くださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。