名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.02.14
ADR研修第6回感想
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
おとといは暖かな名古屋だったのに昨日は一転小雪のチラつく非常に寒い一日でした。春の日差しが待ちどおしですね。
さて、昨日は行政書士会のADR研修第6回に参加してきました。去年の8月に開始されたこのADRの研修もようやく最終日となりました。ほんと無駄に時間と労力が取られる研修でありました。
最終日はパラフレーミングとリフレーミングという言い換えの技法とIPN分析法についてのグループワークを行いその後は研修全体を通してのまとめとしての考査が実施されました。
考査といってもこれまで学んできた内容を相談員や調停員の立場として自分ならどのような点に注意して行うのかといった点を自分の考えで記載していくというもので何点以上が合格!という感じのものではありません。
半年以上も掛けて行ってきた研修ですが、それでも終わったのADR研修の初級でしかなく、この後に中級と上級があるようです。あるようですという曖昧な言い方になるのは書士会の予算の都合上中級がいつ開かれるのかが未定なことや今後の予定が示されていないためです。
昨日の研修終了後に示されたのは中級?(上級?)の予定が未定なことと、今後中級以降に進まれる方は大学などで単位を取得する必要があるということです。(大学院を出られている方は免除のようですが)これまで他の先生の噂程度にそんな話しは聞いていましたが書士会からの正式な案内はこれが初めてとなります。
研修とは別で見た大学の講義の案内では安くはない学費を自腹で支払い貴重な時間を潰して講義に出席をして単位を取得しなければならないこととなりますが、なんでそんな大事なことを最初に伝えないんでしょうかね?最初にわかっていたら初級講座に参加しなかった方も多かったのではないでしょうか。
大学の単位の件もそうですが、中級以降は研修へ参加する人数にも制限をかけるそうで、ただでさえ途中でADR研修に見切りをつけて出席者が減っている中で残った研修終了者も半分くらいは中級以降の研修は受けられない可能性があるとのことで、初級の研修にかけた時間と労力が全くの無駄になるかもしれません。
行政書士会はADRに力を入れていると言っているのですがそうは感じられないのが正直な感想です。もし、本当に手続実施者を養成しようというのなら最初に手続実施者になる為のロードマップを最初に示すべきであると思いますし、後から予算や人数制限の関係で初級の研修を終えた方の半数は中級以降の研修には参加できないなんて事にはならないと思います。
これからADR研修を受けようとする方へのアドバイスとしては、私みたいに業務の役に立つかもしれないといった気分で受けるのはお勧めしないということと、手続実施者になる為にかかる時間と必要となる知識や大学での単位取得が必要なのかどうかなど、最終的なゴールに辿りつくためにはどんな過程を辿るのかを是非確認してくださいということです。
所属する書士会によって異なるのでしょうが、説明もなく理解が不十分なままで研修に入ってしまうとものすごく中途半端になってしまう可能性がありますのでご注意ください。自己責任とはいえ、もっと事前の確認をしておくべきだったと私自身は後悔しています。
上記に述べた要件以外にも、手続実施者になるためには書士会への登録年数や支部長の推薦が必要等いくつか要件が存在しますし、また不確定な情報のようですが手続き実施者には定年もあるようですので高齢の先生では研修を全て終えても業務に携われない可能性もあるそうですからそういった点も確認されると良いかもしれません。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
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