名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ

2015.02.17

戦略MG（マネジメントゲーム）研修

おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。

今日の名古屋は朝から雨でどんよりとした空模様ですが天気予報ではあと２～３時間で雨もあがるとのことで午後からは外出しやすくなりそうです。

さて、先週の土曜日のことですがいつもお世話になっている税理士の先生より戦略MG（マネジメントゲーム）研修へ参加してみないか？とのお誘いを受けて参加してきました。

戦略MGはモノポリーや人生ゲームのような感じで数人で卓を囲みカードや盤上の駒を使って進めていくゲームです。このゲームの目的は簿記の知識がなくても決算報告書を作成し経営分析が出来るようになろう！というものでゲームと侮ることなかれ、なかなかに奥の深いものでした。

最初はゲームのルールやゲームを進めていく中で使用する貸借対照表や現金出納帳などに頭がこんがらがっていましたがそこは講師の先生が企業から第一期までは順番に進めてくださり、第二期からがいよいよ本番となり同席した皆さんと熱いバトルを繰り広げることとなりました。

会場の様子はこんな感じです。
　

写真から伝わるこの真剣さがおわかりでしょうか！参加された皆さんは必死になって経営の黒字化を目指しているのですがなかなか上手くいきません。

今回使用したモデルは製造メーカの社長になって材料の購入、製品の生産そして製品の販売をして利益を上げるというものですが、その工程には工場で働く人を雇ったり、製品を販売する営業マンを雇用したり、それらの効率を上げるための広告戦略や研究開発などの要素が絡み社長となった方の手腕が問われる内容となっています。

また、ゲームらしく自分の番にはカードを引いてカードに示された内容の意思決定を行っていくのですが、カードの中には「リスクカード」が隠されており、不意の社員退職や火災などの事故による損失などが経営を圧迫するといった趣向が凝らされていたりします。（それらに対応する保険などもあり社長のリスク管理が問われるのです！）

休憩中に講師の先生にお話しを聞いたところ、この戦略ゲームには製造メーカ以外にも美容院やパチンコ製造など複数の事業モデルに沿った戦略MGがあるとのことで各企業で行われる経営戦略の勉強に非常役立つツールとなっているようです。

この日は第三期までを行いましたが、企業研修などでは二日間かけて第六期まで進めることもあるそうで人気の高さがうかがえます。

私のゲームの結果としては、第二期の時点で企業当初に銀行から受けた融資分の利益を上げプラスマイナス０にまですることが出来たのですが、第三期では研究開発に力を入れた割りには他の経営者の方との入札に競り負け在庫を抱えてしまうこととなり、最終的には資本金を半分に減らしてしまう大赤字で終了となりました。

せっかくの製品も安売り合戦で利益を上げられず当初の目論見どおりにはいかないのは非常に悔しく終了間際の時間になってくると四期もやりませんか？と思うくらいに嵌りこんだものです（笑）

全体的に見て全参加者の中で黒字化できたのはお一人だけという結果でゲームなのにこの難しさと思わないでもないですが非常にリアリティーに富んだ内容で朝の9：30から初めてあっという間に夜の19：30となっていました。

ゲームでは一期が終わる毎に貸借対照表や決算報告書を作成し自分の会社の経営状況を分析していきます。ですので、今期は製品がそこそこ売れたので利益があるだろうと思っていても、固定費や特別損益などを細かに用紙に記入して決算報告書を作成してみると赤字になっていたりして、いかにどんぶり勘定が危険かを知らしめてくれる結果となっていました。

今回は製造メーカーでしたが、次回はサービス業の分野で参加してみたいものですね。

今回の戦略MGは下記の場所で開催されました。
日にち　２７年２月１４日
場　所　石川経営事務所　名古屋市熱田区四番二丁目14-34