名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.02.27
孤独死しない為に男性も「女子力」が必要な時代!?
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
2月終了も目前ですが風がぬるく感じる日も出てきて春の到来を感じつつあります。
さて、ひとり暮らしの男性の部屋は散らかりがちというイメージがあると思います。特にご主人が会社人間で家事全般を奥様に任せているような場合、奥様に先立たれてしまうと、もう何をどうしたらいいのかわからないという高齢の男性が多くいるのは事実です。
過去に整理を手伝った方の部屋でも奥様が亡くなられてからは食事はコンビニ弁当、部屋の掃除はしない(できない)、近所付き合いも一切なしというまるで型にはめたかのように同じような生活をされている高齢男性の方々がいらっしゃいます。
最近では主夫なんて言葉がある位で家事のできる男性も増えてきており男は仕事、女は家庭という考えは時代遅れとなってきているのも事実です。
ただ、それでもまだ家事が得意だったり、ご近所との付き合いが大好きといった男性は女性よりは少ないでしょうし、孤独死する割合として男性の方が圧倒的に多いのは厳然たる事実でもあります。
先日見積もりに伺ったお部屋でのことです。亡くなられたのはお父様でご依頼は娘様からでした。3年ほど前に母親は亡くなり、父親はその後3LDKの団地にひとり暮らしをずっと続けていたそうです。
娘様の家族が一緒に住もうと持ちかけてもちょっと頑固な所があるお父様は自分の事は自分で出来るとひとり暮らしを続けられたそうです。私が見積もりに伺った際には多少ご家族で整理を進めていたようですがほぼ生活されたままの状況がそこにはありました。
ただ、男性がひとりで何年も生活されていたとは思えないくらい綺麗に片付いていました。昔は家族で生活されていた広い部屋ですので普段生活しているお部屋以外の部屋が荷物置き場になっているということはありましたが決して散らかっているといった印象はありません。
「お父様がひとりで生活していたにしては綺麗ですね~」と思ったままの感想を述べると、「私がしょっちゅう来ては掃除してましたので!」とご依頼者の娘様からのご返答。
なんでもお父様の住んでいるお部屋と娘様が住んでいるお宅は車でなら行き来がしやすい場所らしく頻繁にお父様の様子を見がてら掃除をしにきていたとのことです。
どおりで綺麗な訳だと納得の事情でしたが、ご家族が近くに住んでいて頻繁に掃除に来てくれる高齢男性のひとり暮らしとうのはどちらかというと少数派なのではないでしょうか。
私達が整理に伺う男性のひとり暮らしで多いお部屋はやはり、前述のように家事が出来ない男性が圧倒的に多く、自炊が出来ないので栄養が偏り、コンビに弁当のゴミが溜まり、掃除やゴミ捨ての地域のルールが分らないのでゴミが部屋に溜まる。
そして汚い部屋を他人に見られたくないので誰か訪ねてきても玄関を開けずにシャットアウトしてしまい人との繋がりが途絶えるといったように全てが連鎖して孤独死へと向かっていってしまったケースがほとんどです。
私が高校生の頃に家庭科の授業を男子も受けるようになりました。前年までは機械だったか情報だったかの授業だったと思いますが、今思えばあれは孤独死を防ぐ意味でもとても大事な授業だったのではないかと思えてなりません。
もてる女性は「女子力」が高いと言われますが、孤独死しない為には男性こそ「女子力」を磨かねばいけないのかもしれませんね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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