名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.03.27
これまでの付き合いが表れる
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
愛・地球博からもう10年が経過したんですね。10年前と言えばちょうど遺品整理の仕事に携わる直前だったと思います。その頃は長久手にある不動産会社に勤めており、毎朝リニモで地球博に向かう方々を見送っていました。
地球博の地元だけあって付き合いのある大家さんは皆さんパスポートを持って散歩気分で会場に行かれていたのはいい思い出ですね。私も行きましたが、会場が広くて歩き疲れた記憶がありますあのマンモスの頭はどうなったのだろう、、、、、
さて、遺品整理の現場では故人のそれまでの人生の積み重ねが表れることとなります。万博のように良い思い出がたくさんあれば10年と言わず20年30年と思い出を語ってもらえるでしょう。反対に人との付き合いを拒んだり、荒れた生活をしていれば一瞬で忘れさられることとなってしまいます。
先日見積もりに伺ったご家庭は前者の例でありご近所の方から非常に愛されていたと感じました。見積もりにいった時点で家財の殆どは片付いており、残すは大物家具や古くなった家電ばかりです。
故人のご家族が時間を掛けて一生懸命片付けられたことはもちろんなのですが、なによりご近所の方々が故人の遺品を使ってくださるとのことで皆さんが使えそうな物をそれぞれご自宅に持ち帰ってくださっとのことです。
私が伺った際も折りたたみ式のベットをご近所の方が運ばれているところで、ご家族の方もまさかベットまで使ってくれるとはと感激されていました。
一般的な感覚からすると、亡くなられた方が使っていたベットや衣類をご家族以外の方が使用するのは抵抗があるかもしれませんよね。今回見積もりで伺ったご家族もそう思っていたご様子でしたが、思いは良い方に裏切られてご近所の方が喜んで持っていってくださり本当に驚いていらっしゃいました。
これはまさしく故人の方とご家族のそれまでの生活で積み重ねて来たご近所との関係であり、昨今、失われつつある地域との繋がりが強くあったことを示しているのではないでしょうか。
遺品整理では様々な人の人生を垣間見ることになりますが、こんなにもご近所の方に愛されていた方の遺品整理にはなかなか出会うことは出来ません。
私も他人に惜しまれるような人生を送っていけたらと実感させてくれる見積り作業となりました。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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