名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.07.03
宙に浮くお金!?
おはようございます。名古屋の遺品整理専門第八行政書士事務所の谷です。
最近はネットで買い物したり、携帯にお財布機能がついていたり、電車の切符もICカードでストレスフリーになっていてとっても便利なりましたよね。
お金の出し入れをしなくていいのは便利だけど目に見えないお金ってついつい忘れがちになりませんか?
遺品整理の現場では貴重品の捜索はとっても大事な作業となります。現金はもちろん、切手やテレホンカード、商品券など市場価値のある物はすべて取り分けていきます。
しかし、遺品整理をする皆さんがあまり気にされていないことがあります。それは目に見えないお金です。何それ?と思われるかもしれません。
例えばPASMOやマナカなどに代表されるICカード、あのカードは代金をチャージしておけばいろんな所で支払いに使うことができます。しかし、これはまだ目に見えるお金です。カードという物がありますので、まだ気づき易い。
ではネット銀行なんてのはどうでしょう?
故人がどこの銀行に口座を持っていたのかは夫婦間ですらわからないと相談を受けることもしばしばです。
そんな状況でさらに通帳もカードも発行されないことが多いネット銀行の口座なんて故人が遺言書やエンディングノートなどに書いといてくれないとわかりっこありません。まさに目に見えないお金だと思いませんか?
この辺を気にせずに遺品整理を行ってしまうと大事な手がかりを処分してしまったなんて事になりかねません。ネット銀行から届く郵便物などもそうですが、私が注意をして欲しいと思うのがパソコンの扱いです。
ネット銀行は携帯などでも取引はできますが、やはり利用としてはパソコンが主流と思われます。ですので、遺品整理の際に誰も使わないからといってパソコンを処分してしまうと、ネット銀行の大事な手がかりを一緒に処分してしまいかねません。
もし、故人がパソコンを良く利用して買い物などをしていたのなら、念のためパソコンを調べてみることをお勧めします。
パソコンを起動して、インターネットを見れる画面(ブラウザ)を起動したら、「お気に入り」や「ブックマーク」などを調べてみましょう。頻繁にネット銀行を使用しているようならネット銀行が登録されている可能性があり、それが手がかりとなります。
また、あわせてパソコンのメールも確認しておきましょう。ネット銀行は郵便物は送ってこなくてもメールでの広告や案内は頻繁に送ってきてることがありますので、もしかしたら履歴が残っている可能性もあります。
またトークン(ワンタイムパスワード生成機)などのようなネット銀行の取引の際に必要となるパスワードを表示する小さな液晶画面がついた機械がある場合もあります。これらもネット銀行をもっている可能性を示唆する大事な手かがりとなりますので注意しておきましょう。
ネット銀行は本人にしかわからないお金で遺族にとってはまさに見えないお金です。気づかずに放置すれば思わぬ大金が宙に浮いてしまう可能性もあります。
ネット全盛のこの時代、遺品整理もそれに対応できるようにならなければなりませんね。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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