名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2014.10.11
お墓もシェアする時代?
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
台風19号が週末直撃するかと思っていましたがなんか急に遅くなっていますね。これなら名古屋は日曜日までは天気はもちそうかな?そのまま温帯低気圧にレベルダウンしてくれれば言うこと無しなんですがね。
さてさて、数年前に「終活」と言う言葉を聞いて衝撃を受けたことがありますが、今では終活セミナーが各地で開催されるくらいに認知度が広がってきています。
一昔前みたいに「死」がタブー視されなくなってきており、自分の死を前向きに捉えていかに最後まで輝いた人生を送れるかに焦点が向いてきたのは良いことですよね。
そんな中でこんな言葉を聞きました。それは「墓友」です。皆さん聞いたことありますか?なんか少し前に「世にも奇妙な物語」というホラー番組で放送されてたようですが、この言葉自体は実際にあるようです。
wikipediaにはこうのように書いてあります。
墓友(はかとも)とは日本において見られる交友関係の一形態。死後には共同墓地などといった同じ墓に入ることを前提として付き合っている交友関係のことを言う。近年では宗教団体に加えて企業やNPO法人などが共同墓地の運営に乗り出すようになってきており、そこで募集されている共同墓地に友達同士で共に応募するという行動を取っている。このような墓友というのは老人同士のサークルなどで知り合った者同士という親戚ではない他人同士で結成されている。
墓友となるような人には離婚をした老人、子供のいない老人や生涯未婚であるような、いわゆる孤独な老人となっている者が多い。ゆえにこれは無縁社会などという、社会の変化とともに発生している現象である。
へーほぉー、なるほどーと思ってしまいます。最後の無縁社会だからという部分は少々ひっかかりを覚える所ですが(墓友なんていう友達がいたら無縁じゃないですしね)社会の変化とともに発生してきた新しい葬送の形態というのは納得です。
私も過去に何度が海洋散骨のお手伝いをさせて頂いた事がありますが、近年では海洋散骨の他にも永代供養や樹木葬、果ては宇宙葬なんてものもあったりしますから「家の墓」に入るという以外の選択肢もたくさんあります。
ただ、これは裏を返せば「家の墓」には入るに入れない事情があるのではないでしょうか。これまでのお墓というのはあくまでそれを守り引き継いでいく「承継者」がいたからこそなりたっていたとも言えます。
しかし、少子高齢化の昨今、今はまだ承継者がいたとしても次世代では承継者はなく無縁仏になってしまう可能性がありますし、また、子供達にお墓の事で苦労させたくないと考える方も増えてきており、家の墓にみんなで入るという選択が取りづらくなっているのかもしれません。
家の墓に入って後の世代に苦労をかけるくらいなら海や山に散骨してもらい自然に還ることを望む方が増えてくるのもわかる気がします。そんなご時世で承継者の問題や墓の管理などを考えなくていい「墓友」というのは出るべくして出てきたものなのかもしれませんね。
私はこの話しを聞いて「赤信号みんなでわたれば怖くない」の言葉を思い出しました。三途の川もみんなでわたれば楽しいのかな?と不謹慎かもしれませんが思ってしまったわけです。
不動産業界では一時期「シェアルーム」が話題になりましたが、これからはお墓もシェアする時代なんですかね?
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村