名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.04.11
経を読む猫
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
明日は選挙ですね。私も朝一で投票してこようと思います。皆さんも忘れずに投票所へ行って自分の意思を反映させてきましょうね。
さて、先日の身内での葬儀でのことなのですが、葬儀を自宅で行う為、親族一同集まっていろいろと準備を行っていたときのことです。その家では猫を飼っているのですが、この猫が可愛い顔をしていながらなかなか油断のならないやつなのです。
その家には久しぶりに伺った為、そんな猫がいたとは知らずにウーナ、ウーナと鳴いて擦り寄ってくるその猫を可愛い奴めと撫でていたのですが、最初はゴロゴロいいながらされるがままに撫でられていたのですが、いきなり爪と牙を立てて噛み付こうとしてきました。
慌てて手を引っ込めたので特に怪我などは無かったのですが、何か気に障ることでもしてしまったかな?と思っていたのですが、後で家族に聞いてみるとその猫は噛み癖があり飼い主にすら噛み付くので不用意に触らない方がいいと言われました。(か、飼い猫?)
その猫は噛みつこうとした後でも、再びウーナ、ウーナとまさに猫なで声で擦り寄ってきては撫でれとばかりに頭やら体やらを擦り付けてくる始末。撫でてやりたいけれども噛み付かれたら困るので、ぐぬぬっと辛抱していたのですが、その内に通夜が始まりました。
通夜の席でお寺のご住職様がお経を読み始めると再びその猫が現れてご遺体の周りや通夜に集まった人たちの周りを歩き始めます。家族ならともかくご近所の人に噛み付いたらいけないと、あるひとがその猫を窓から外に追い出すと少し悲しげな声でウウーナと鳴いていました。
その様子を見ていたご住職が「猫も悲しんでいるんだから入れてやんさい」と一言おっしゃり、その後は猫の自由にさせることとなりました。
通夜も終わり、次の日の告別式の事です。ご住職のお経に合わせ親族一同でお経を詠んでいるとどこからともなくその猫が現れて、ウーナ、ウーナとまた鳴きだしました。
ただ、その鳴き方は今までのようにただ鳴いているだけでなく、お経のリズムに合わせるというかまるで家族と一緒にお経を詠んでいるかのように鳴き始めて、ご住職の声が止むまでそれはずっと続いていました。
居合わせた親族も「猫もお経を唱えてくれた」と笑っていましたが、ほんとうにそう感じるだけの時間ずっと猫は鳴き続けていました。
遺品整理の現場でも故人の遺品を整理しようとすると故人に飼われていた犬が飼い主だったご主人様の荷物を持っていかせないとばかりに吠え続けていたということがありますが、やはり大切な人がいなくなってしまったということはわかるものなのですね。
ペットを飼われているみなさん大事にしてあげてくださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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