名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.05.09
相続で揉めると遺品整理でも揉める
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
気温もぐんぐん上がり仕事の後の一杯が美味しく感じる季節になりましたが、お酒を飲んだ後はしっかり水分も補給しておきましょうね。でないと、脱水症状で孤独死ルートですよ!
さて、相続の話題で「相続は争続になりやすい」という話をどこかで聞かれたことがある方も多いのではないでしょうか。
相続で揉めると当然遺品整理にも影響してくるわけで、見積もりの時や実際の作業の時などに相続人同士で言い争いが始まってしまうこともあったりします。
今回は言い争いではないですが、相続で揉めているんだろうなと感じた遺品整理のお話しを少しだけご紹介。
その現場はマンションの一室でお父様が住んでいらっしゃいました。同居している息子様からのご依頼なのですが依頼者とは別の離れて暮らすご兄弟がいるとのことで、自分が不要と思って出す遺品を一度そのご兄弟に見せてから不要と判断された物を処分して欲しいという少し変わったご依頼内容です。
当然私達が回収するより前に一度お部屋の中で確認されたらどうですか?思うところですが、なんでもこの家の敷居を跨がせたくない深い事情がるようで断固として敷地内には入れない!確認はトラックでして欲しいという強いご要望でした。
作業当日は室内ではご依頼者の指示の下、家財の搬出を行い、搬出先のトラックでは別のご兄弟の確認作業で再度荷物を開梱して中身を確認してもらいながら仕分けを行うというなかなか大変な作業を行うこととなりましたが、これも専門業者だから出来る対応だと思い作業を続けていきました。
作業内容としては二部屋の片付けでしたので、丸ごと整理する場合と比べて物量自体はそれほど多くはありませんでしたので作業も問題なく完了することができました。
ただ、その作業の間ご兄弟が顔を合わせることは一切なく、当然言葉を交わすこともありません。距離的にはエレベータで数階分しか離れていないのに、その距離は果てしないものに感じました。
作業の途中で世間話として聞いた中に「ちょっと相続で揉めててねぇ」という一言に全てが詰まっているように思えてなりません。
別件で受けた相談でもご両親が存命の時は兄妹仲良く過していたのに、父親が亡くなった途端に急に態度が変わった、こんな事を言い出すなんて思いもよらなかった。という話しも良く聞きます。
兄妹の仲は良くてもその配偶者まで相続に理解があるとは限りません。相続が争続になる原因のひとつが配偶者が横から口を挟んで相続の話し合いを混乱させてしまうというものがあります。
うちの家族は仲がいいから大丈夫!と思っていたとしても念の為に遺言などでご自身の意思を表しておく方が無駄な争いを生じさせなくて済みますので、ご家族への思いやりと考えて準備をしておきましょうね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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