名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.05.19
蔦と共生する建物
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日からの雨で路面が少し濡れている感じの名古屋は肌寒い朝となりました。今日は天気も回復するようですので事務所の掃除でもしましょうかね。
さて、遺品整理の仕事をしていると色々なご自宅を拝見することとなります。一般的な賃貸物件からお洒落な一戸建て、純和風な蔵のあるお屋敷など本当に様々です。
先日伺ったあるお家は建物自体はごくごく一般的な造りなのですが、家中に植物の蔦がびっしりと這っているそんなお家です。
閑静な住宅街にあるお家ですが、隣の敷地が竹やぶでそこからの植物が侵入してきており、もうほんとうにびっしりといった感じです。
竹やぶと隣接しているお庭に放置されていた焼却炉は底を突き破られて煙突から木が生えるといったちょっとアートのような作品になっており植物の強さを感じさせる物でもありました。
ご自宅の整理は特に問題なくベテランスタッフのみんなと共にサクサクと片付いていったのですが、敷地にある倉庫の片付けでの事です。
倉庫自体は木製でかなり年代を感じるもので所々雨漏りをしている古いものです。保管されていた荷物も雨漏りの影響かダンボールが半ば土に還りつつあるくらいボロボロな状況でしたが再度梱包しなおしてどんどん片付けていきました。
粗方荷物を搬出し終わり、さー清掃だ!と箒で掃いていると壁を這っている植物の蔦が目につきます。倉庫の入り口は引き戸ですでに建て付けも悪くなっているのですがそこにも蔦がびっしりと絡み付いていました。
掃除の為ため絡みついていた蔦をブチブチとちぎっていると急に扉がガタン!と外れてしまいました。あれ?と思い扉を付け直そうとしても扉の高さと枠の高さがズレテいてすぐに倒れてきてしまいます。
よくよく見ると倉庫自体が劣化しており、扉の下レールの部分が腐って本当なら扉が固定できるような状態ではなかったのですが、そこを蔦が補強して扉を支えていたような感じになっていたわけですね。
もしかしたらこの倉庫自体が蔦に絡みつかれているからこそ台風などの強風にも耐えてきたのかもしれません。蔦に覆われていなかったらとっくに倒壊していたと思われます。
どちらにしても早晩取り壊す予定だとのことですが、思わぬ所で植物と建物の共生を見た気分で整理が終わった後再度まじまじと見入ってしまいました。植物って強いですよね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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