名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.05.25
生前整理はご家族の思いやりが大事です。
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
気づいたらもう5月も最終週ですね。だんだんと各地で梅雨入りも始まり外作業の方にとっては辛い日々が続くことになりますが頑張りましょう!
さて、以前に伺った生前整理でのお話しです。ご両親のどちらかが亡くなった後に残された親をひとりにしてはおけないと同居に踏み切られるご家族の方も多くいらっしゃいます。
そんな時にご両親が住んでいた実家の後片付けのご依頼を受けることがあります。今回もそんな同居に伴う実家の整理でのことです。
ご依頼は義理の息子様のからの依頼で長年ご両親が生活されてきた団地の後片付けのご依頼です。作業当日は義理の息子様以外にもご本人のお父様の娘様やご親戚の方が5人程集まられていました。
遺品整理で家財の確認や形見分けで親戚の方々が集うということは珍しくはありませんが、今回のように同居の際の後片付けでこれだけの方が集まるのは珍しいかもしれませんね。
通常はご依頼者がお一人で立会いされることがほとんどですので、作業現場は話し声が途絶えない賑やかな現場となりました。
作業はスタッフがどんどん片付けて良い部屋と家財の一点一点を確認していきたいお部屋に別れての作業となり、確認が必要なお部屋にはお父様ご自身とご家族の方が立会いをされて確認してくださいます。
団地が建てられて40年。建築当初からお住まいでしたので荷物は結構な量がございます。ですので、確認作業も決して楽なものではありませんが、ご家族の皆様も額に汗をしながらも楽しそうに思い出話をしつつスタッフと一緒に作業を進めてくださいました。
そんな中、印象的だったのがそのお部屋の主でもあるお父様がご家族の中心に立って確認されていたことです。
部屋に住んでいた本人が確認するのは当たり前でしょ?と思われるかもしれませんが、こういった生前整理や同居の際の整理ではご依頼を頂いたご家族の方が主導でなされることが多く、ご本人がいないことも珍しくはありません。
そうなると、ご本人様の意思とは関係なく家財が整理されてしまったり、確認に立ち会っていてもご本人の意向を聞いていたらなにも片付かないと半ば強制的に整理が進んでしまうこともあります。
しかし、今回はお父様が中心に立っていても揉め事は一切おきませんでした。なぜでしょうか?それはお父様とご家族の方々の皆さんがその整理の必要性をしっかりと認識されていたからだと思います。
同居するにあたりここにある荷物は全ては持ってはいけない。むしろ必要最低限のものだけしか持ってはいけないとお父様が理解され、またご家族の方も長年生活されてきた思い出の詰まった我が家を離れるお父様への配慮が十分になされていたからだと思います。
生前整理がうまくいかない理由のひとつがご本人の意向を無視して片付けを行ってしまいご本人がへそを曲げてしまうということがあります。
片付ける方は良かれと思って整理してもご本人にとっては余計なお世話となってしまい、片付けが終わった後に「あれがあったのに捨てられてしまった、、」「あれは○○さんからもらった思い出の品だったのに、、、」と後々も思い出したかのように文句を言われてしまうこともあります。
親切心から整理をしたのに文句ばかり言われては片付けた方も嫌な気分となって、お互いの仲がギクシャクとなってしまいますよね。生前整理や同居に伴う整理にはそういった面にも注意を払って行う必要があります。
今回はその点お父様もご家族も納得の整理でしたし、作業中はご高齢のお父様が疲れてしまわないようにと周りのご親戚の方も椅子を用意したり、熱中症にならないように適度にお茶を出していたりと本当に仲のよいご家族でした。
今回の整理でますます家族の絆が深まり、同居してからの生活もより一層幸せなものとなると確信させてくれるそんな作業となりました。
生前整理や同居、施設入所に伴うお部屋の片付けのご相談は随時受け付けておりますのでお気軽にご相談くださいね
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
←ブログの内容が面白ければ1clickして頂けると励みになります!
にほんブログ村