名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.06.03
緊急依頼の話し
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
今日は雨模様の名古屋です。最近は暑い日が続いていましたのでたまのお湿りなら悪くないですね。といってもこれから梅雨に入れば嫌でも降るのでしょうが、、、、
さて、暑くなってきたからか緊急のご依頼が入りました。賃貸の1Kでの孤独死で死後1ヶ月ほど経過しているという案件です。死臭もさることながら、虫の被害が別のお部屋にも及んでいるようですぐにでも対応して欲しいとのご依頼でした。
ただ、その電話をもらったのが18時で今から作業をするとなると夜間作業の可能性も出てきます。
どうしようかと悩むも現場を見てみないことにわからないと現場に急行してみるとそこには市役所の保護課の方と民生委員の方もおられ、亡くなられたのは生活保護を受けられていた方とのことです。
保護課の方と一緒に室内を確認して頂き、貴重品関係が残されていないかを一通り確認が終わった後はこちらにお任せ頂き、作業中に何か出てきたらご連絡するという形となりました。
室内は大量にハエが飛び交っている状況でしたので、まずはハエを駆除してから臭いのもととなる箇所の清掃を始めるのですが、亡くなられた方が倒れていた場所は玄関の正面。
しかし、トイレにも汚れがあるので、もしかしたらトイレで気分が悪くなり助けを呼ぼうとして玄関に向かったところで倒れられてしまったのかもしれません。
部屋の清掃は幸い荷物が少なくすぐに片付けは済んだのですが、床材に染みこんでしまった血液や体液の清掃が難航しました。
賃貸物件でよく見かけるクッションフロアーと呼ばれるビニール製の床材なら簡単に剥がせてまた一枚物ですから床材の下への影響が少なくて済む場合があります。
ただ、今回のお部屋の床材はウッドタイルと呼ばれるもので、汚れた部分やタバコの焦げ跡が付いた場合などにその部分だけ簡単に張替ができるというものです。
部分部分で張替が出来るということは、部材間に切れ目があるということですので、血液などが全て床材の下に漏れてしまうといことになり、床材を剥がしてみると広範囲に渡って血液や体液が基礎部分に染みこんでいる状況でした。
とりあえず、洗浄してしまわないことには臭いは消えないのですが、大量に水を使うと今度はその水が基礎に染みこんで下の階の天上から漏れてくるなんてことにもなりかねません。
かなり慎重に清掃を進めていきなんとか清掃が終わったのは夜中の22時。臭いが漏れるといけないので窓も玄関も締め切っての作業でしたので、かなりヘトヘトです。
最後に虫を殺す薬剤の散布とオゾン消臭機を稼動させて終了。後は明日、家財の搬出をして夜間には出来ないエアコンの工事などの音の出そうな作業を行って終了となります。
暑くなってくると熱中症を原因とした孤独死が増えてきますので、くれぐれも体調管理と水分補給をしっかり行い暑い夏に備えてくださいね。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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