名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.06.06
孤独死現場の臭いは市販の消臭剤では消えません!
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
先日事務所の近くを歩いていたら知らない女性に声を掛けられて???と思っていたら、和菓子の移動販売とのことで小さなカートを引っ張り歩いて販売しているそうです。
和菓子の移動販売というのも珍しいですが、この暑い中で大変だろうと日頃の自分と重なる部分もあり、塩大福を購入させて頂きました。塩大福旨し!
さて、全く話しは変わりますが、こんなご相談を受けました。「孤独死現場での臭いを消したいのですが何か良い市販の消臭剤は無いですか?」
孤独死現場の死臭というのは専門家でも手を焼くもので、状況によっては臭いを落とすのに何日も掛かる場合があるほどです。ですので、市販の消臭剤や芳香剤を置いておいてもあまり効果が期待できないのが実情です。
先日行った現場もかなり酷い臭いが出ている状況でしたが、一通りの作業を終えて事務所に戻ると体中に臭いが染み付いてしまっておりこれもなかなか落ちてはくれません。
その作業の際に持っていた携帯電話のカバーがポケットに入れてあったにも関わらず臭いが付着しており、試しに手元にあった市販の布用消臭スプレーを何度も吹きかけてみましたが全く効果はありません。
作業の間の3時間ほどだけポケットに入れていただけでこの状況ですので、夏場に発見が遅れてしまったお部屋の死臭というのは、本当に色々な手段を使って落としていきますので、状況にもよりますが、市販の消臭剤では力不足と言わざるおえません。
ある見積りでは、伺った際に市販の消臭剤を何十と購入されて部屋に敷き詰めるかのように設置されていたことがあります。そこまですれば多少効果はあるかもしれませんし、臭いというのは時間が経てばどんどんと薄くなっていくものです。
ですので、持ち家での事故で賃貸のように退去期限があるような場合でなければ、市販の消臭剤を購入して設置をし、窓を開けて換気を良くしてから半年程そのままにしておけば臭いもかなり消えていくことでしょう。
ただ、賃貸物件のように隣の部屋などに臭いの被害で出てしまっているような場合なら市販の消臭剤を設置するよりもすぐに専門家に相談して消臭の処置をしてもらう事をお勧めします。
専門家なら臭いの元となる箇所を清掃し、薬剤や機材を駆使して早期に臭いの被害を抑えに掛かりますから、2~3日程で近隣への被害は消えることとなります。
臭いというのは生活をする上で非常に大事な部分であり、過去の現場でも死臭が原因で隣室の方が食事が出来なくなったり、眠ることが出来ないなど日常生活に甚大な被害を受けているケースがありました。
1日や2日くらいならご近所の方も我慢してくれるでしょうが、1週間も何も対処されないとなるともうそこには住んでいられないと退去されてしまうこともあります。
そうなってしまうと、お部屋の清掃費に加えて、他の住人の方が退去してしまったことによる損害を家主から請求されてしまうなんてことも出てきますので、臭いが酷い状況なら市販の消臭剤で対処しようせずにすぐに専門家に相談してくださいね。
臭いの対処は早期に措置を取れば取る程、解決も早くなりますので、悩んだらご相談ください。
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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