名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.06.17
大家さんの気持ちもわかるけど、、、、
おはようございます。名古屋市の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
夏に向けて保冷性のあるコップをひとつ購入してみました。普通のコップと違いコップの表面に結露が出来ず書類仕事のお供には抜群ですね!
さてさて、話しは変わって電話相談のお話し。以前に何度かご相談を受けていた方からの再相談。
最初はご家族が賃貸物件で孤独死されてしまいどうしたらいいのでしょうか?というご相談でした。詳細を確認してみるとかなりの額の借金があり、また賃貸契約の際に身内では連帯保証人になられた方はいないとのことでしたので相続放棄の手続きを勧めていました。
その後、第一順位、第二順位の相続人と相続放棄の手続きを進められていたようなのですが、その事を知った大家さんが先日自宅まで乗り込んでこられて、なにも知らなかった両親に辛らつな言葉とともに罵声を浴びせて帰っていったそうです。
ご相談者の方は高齢のご両親の事を思い、病気で普通に亡くなったと伝えていたようですが、実際にはお部屋の中での孤独死でお部屋にも相当損傷が出ており、そのことも全てばらされてしまった形です。
今回のご相談でも、大家がその後何度も訪ねてきては部屋の原状回復費用と損害賠償を支払えと言ってきているようで、ご相談者としては法律で定められた手続きにのっとって相続放棄を進めているのに、両親を精神的に追い詰めるような大家の行動に憤っていらっしゃいました。
遺品整理の仕事をしていると様々な遺族や大家さん、そして管理会社の方々とお会いしますので、双方の気持ちは良くわかります。
今回の件であっても大家さんとしては、家族が借りていた部屋の後始末は家族がするものだろう!という考えがあってのことだとは思いますが、少々やりすぎなところがあるかもしれません。
遺族側としては定められた手続きに沿って相続放棄の手続きを進めていらっしゃいますので、あまりしつこく自宅へ押しかけていたりすると今度は大家さんが訴えられてしまうことにもなりかねません。
いったん孤独死が発生すると通常の退去とは異なった様々な面倒事が発生します。今回のように遺族が相続放棄をしてしまうケースも最近は珍しくありませんので、そうなるとお部屋の片付けや原状回復に掛かる費用は全て家主の持ち出しとなってしまい家主側としては大きな損失を被る場合も出てきます。
だからと言って、残された家族を追い詰めたとしても今度は家主側が悪者になってしまうだけですから、今後の賃貸経営ではもしもの時に備えた準備が必要となってきます。
従前からある連帯保証人制度や保証会社を利用することはもちろん、最近は孤独死などの事故に備えた家主向けの保険も出ていますので、そういった制度や商品を上手に利用して、もしもの時があったとしても冷静に対処できるようにしておくことが今後の賃貸経営では求められるのではないでしょうか。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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