名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.07.11
孤独死と原状回復と合意書と
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
先日ビアガーデンのお誘いを受けたので参加することにしたのですが、でも天気予報を見てみるとなにやら予定日の前後に台風の影が、、、、、美味しいビールは飲めるかな?
さて、連日の雨でジメジメしていますけど暑さ的にはまだまだといったところでしょうか。去年の今頃は連日熱中症患者が!ってニュースを見ていたような気がします。
涼しい日が続いているとはいえ、事務所には孤独死のご相談のお電話が掛かってきます。多くは賃貸物件で孤独死が起きてどうしたらいいのか?というご相談です。
そんな中で先日は家主との間の合意書の作成のご依頼を頂きました。依頼の経緯としては最初は事務所の無料相談に何度かお電話を頂き、家主との対応の仕方や今後の流れの予想などをお話ししていたのですが、電話相談の後に何回か家主と協議をした結果、双方折り合いのつく形で合意がなされたそうです。
ご依頼者の方からは「先生のアドバイスのおかげで大家との協議は100点ではないですけど、80点の結果は取れました!」と大変喜んで頂けました。
孤独死現場の遺品整理では原状回復の問題は家主と揉める事の多い事柄ですので双方納得のいく合意ができたことは法廷で争うということもないのですから100点満点ではないにしても良い着地点だったのではないでしょうか。
故人としても自分の相続人と長年世話になった部屋の家主とが争う姿は見たくないでしょうからそういった意味でも話し合いでの決着が付くのが望ましいですよね。
今回の孤独死現場での問題がこんなにもスムーズに解決したのは、確かに当事務所のアドバイスの効果もあったかもしれませんが、なにより当事者双方で冷静に話し合いが出来たことではないでしょうか。
ご相談者にいたっては、まずは専門家に相談してみる、それもひとりだけでなく複数の専門家に意見を聴き参考にしていたこと。
家主側としては、大家が正面に出るのではなく管理会社が間に入って感情的にならず冷静に話しを進めたことが大きいと思われます。
そして最後に双方合意した内容を文章にして残すところまで気を使うことで物件の引渡し以後の紛争も未然に防ぐ姿勢が当事者間の問題をこれで決着させるという強い意思を感じることができ、双方が問題の解決に向けて前向きな姿勢で臨まれた結果ではないかと思います。
沢山の遺品整理やそれに関する問題事に出合ってきていますが、なかなかこうまで上手くいくことはありません。どうしても一方または双方が感情的になってしまい法廷闘争にまで発展したケースも少なからず見てきました。
賃貸物件での孤独死や自殺の問題は複雑な事情が絡んできますので、どうしても感情的になりやすいですが、まずは冷静になって話し合いをしましょう。
そしてわからないことがあればとりあえず専門家に聞いてみよう!と考えてみてください。ひとりで悩むよりもきっと良い方向に進みますよ。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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