名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.07.25
自分より娘に残したい
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
連日汗だくになって働いているのにお腹まわりが凹んでくれない。これが中年太りというやつでしょうか、、、
さて、先日作業をさせて頂いたお宅の話し。現場は戦後すぐに建てられた長屋の一室でご依頼者のお父様がおひとりでずっと生活されていたそうです。
近くに住む娘様もお父様を心配されて何度も同居を勧められたそうですが、娘さんに迷惑を掛けたくなかったのか、はたまた住み慣れた場所を離れるのが嫌だったのか最後まで首を縦に振られることはなかったそうです。
そんなお父様は周りがびっくりするくらい元気で毎日の日課の散歩を欠かすことなく毎日、毎日元気良くご近所を歩いていらっしゃたそうです。しかし、いつもと変わらず元気に散歩していた矢先に突然倒れられてしまったとのこと。
お父様が亡くなられてからはご依頼者の方がお父様のご自宅の整理をずっと行われていたらしく、私が見積もりにいった時点でほとんどの整理が終わっており、ひとりでは出せない大物の家具が数点残っているといった状況でした。
これまでの経験上、同じような築年数の長屋を何件も整理してきましたが、どの現場も歴史に見合った家財の量があり、専門の私達でさえ結構大変な思いをして作業を行っていました。
おそらくこの場所も戦後からずっと生活されていたそうですから荷物の量も決して少なくはなかったと思われます。そんな場所をおひとりでここまで片付けられたということに正直脱帽でした。
現場の長屋は古い建物だけあり、至る所に傷みが見え、場所によっては雨漏りや床抜けなど高齢者にはちょっと危ないような状況でもありました。
ご依頼者の方も同居が嫌ならもう少し住み易い場所に移るなり、リフォームしてみたりしたらどうなの?と勧めてみたそうですが、やはりこれも首を縦に振らず、質素な生活を最後まで貫かれていたそうです。
お話しを聞いていると決して蓄えが少なかったという訳ではなく、むしろしっかりとした貯蓄をされていたそうで老後を悠々自適に暮らすことも出来たとのこと。
ご依頼者の方もこんなにたくさんのお金を残してくれなくても良いから自分の為にもっと使って欲しかったとぽつりとこぼしていらっしゃいました。
遺品整理の現場では同じような話しを良く聞きます。自分の生活よりも残される子供達になるべくたくさんの物を残してあげたい。子を思う親の気持ちはどこも一緒なのかもしれませんね
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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