名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.09.22
夏の孤独死対応とお礼のお電話
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
昨日は暑かったですね。そろそろ衣替えか?と冬用の作業着を出そうかと考えていましたがまだまだ夏服でいけますね
さてさて、今年の夏も終わり、涼しくなってきたからか孤独死や緊急のご相談も減ってきています。
一番暑い時期は一日に何件も熱中症で亡くなったと思われる方のご家族から孤独死に関するご相談があったことを思えばやはり気温が孤独死に影響しているのを実感しますね。
そんな暑い時期に行った作業のお客様より先日お礼のお電話を頂きました。その現場は暑い時期に発生した孤独死現場でご近所の方からの通報で発見されたというものであり、電話ではお客様もかなり慌てた様子だったのを覚えています。
最初のお電話ではご近所に迷惑になるのですぐに片付けをして欲しい!というものでしたが、詳しくお話しを聞いてみると最終的には相続放棄を考えていらっしゃるようでした。
お部屋の状況としてはゴミ屋敷ではないけれども生活の品が溢れている状況の「物屋敷」で整理するにもかなりの費用が掛かります。
しかし、お父様が施設に入所したばかりで金銭的な余裕もなく片付けもひとりでする訳にはいかないし、、、、、っといった状況で見積もりでお会いした際はかなりお疲れの様子でした。
直接お会いしてお客様の現在の状況を把握すれば対応もまた変わってくるもので、電話で聞き辛いことも直接話しているうちに聞きたいことがいろいろと出てくるようでお客様からの質問も多岐に渡ります。
遺品整理に関する質問、ご近所への対応、相続放棄の方法やマンションの管理組合への連絡の仕方などなど。
ひと通りお話しを聞いた結果その現場の対応としては、相続放棄と費用の兼ね合いから遺品整理は行わない。ただし、ご近所にこれ以上迷惑を掛けない為に特殊清掃と消臭作業だけは行うということとなりました。
消臭作業も終わると臭いもほとんど無くなります。ご近所へ迷惑をかけないで済むという安心感からかお客様にもだいぶ余裕が戻られた様子で少しだけ声に張りが戻ってきたように感じます。
消臭作業が終了して臭いも消えたので形見分けとして持ち出す物の選別にも立ち会って持ち出しても大丈夫な物かそれとも相続放棄すするなら持ち出さない方がいいのかなど小一時間ほどあれやこれやと二人で確認しながら作業していき形見分けの選別も無事終了。
といっても、金銭的な価値のある物は室内にはほとんど残されていなかったですので、お写真と位牌が主なものとなりました。あとは相続放棄をすれば一段落といった感じです。
故人にはお子様はいませんでしたので、施設に入所されているお父様の相続放棄とお父様が相続放棄された後にご兄弟のご相談者が相続放棄をすれば終了となる形でした。
その相続放棄も先日無事終了しましたとの連絡をお礼と共に頂きやっと一段落といったところでしょうか。
夏は熱中症の孤独死が増えるのと同じで、冬はヒートショックで孤独死される時期でもあります。
夏のように気温が高くないですので腐敗が進行するのも遅く、臭いの被害なども夏に比べれば比較的少ないことが多いですが、ヒートショックを引き金となるような死亡例ですと、お風呂やトイレで亡くなる方が増えますので清掃に手間が掛かったり、設備の交換費用が高額になるなど夏の孤独死とは違った問題も出てきます。
高齢者や高血圧で血圧に心配がある方は特に本格的な冬が来る前にヒートショック対策忘れずにしてくださいね。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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