名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.09.29
立ちはだかるおばあちゃん
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
ちょっと慌しくしており久々の更新となってしまいました。皆さんお元気ですか?
さてさて、遺品整理を行っていると色々なトラブルに遭遇したりします。見積もり時に勃発する相続人同士の激しい喧嘩や、お嫁さん同士のチクチクとした口撃の応酬、現場作業時のトラブルやご近所からのあれやこれやと様々な事が起きます。
今回は先日遭遇した作業時のトラブル?について少し書いてみようかと思います。その現場はご兄弟からのご依頼で伺ったある団地の一室の片付けです。
故人の方はひとり暮しだったのですがお部屋を仕事部屋としても使用されていたようでかなりの量の書類とお荷物で溢れているそんな現場でした。
普段は一日で作業を終えるように段取りを組むところ、今回の現場は2日の予定で行います。1日目は会社書類や貴重品の捜索を兼ねた仕分け梱包日、二日目は仕分け後の不用品を搬出する回収日です。
1日目はなんの問題もなく仕分けを完了し、会社の会計書類やご家族の写真、その他の現金、通帳等の一般的な貴重品を選り分けて作業完了です。
そして二日目、朝一番に見積もり時に事前に連絡しておいた自治会長さんへとトラックを敷地内へと入れる為に車の輪留めを外す鍵を借りに行きます。
この現場、輪留めを外せればトラックがエレベータホールの目の前に付けられるので見積もり時は非常に作業がしやすい印象を持っていました。
しかし、自治会長に開けてもらった鍵だけでは輪留めが外せない!本来ならポールを回転させれば地面に沈んでいくタイプのポールなのですが、途中でストッパーが出ておりどうやっても下げることが出来ません(泣)
自治会長も現場に来てくれて「おかしいな~」なんて暢気におっしゃっていますが、こっちとしてはこのポールが下がらないと作業に多大な影響が出てしまうんですよ!
自治会長に話しを聞いてみるとなんでもこのポール最近新設したらしく、私達がこのポールの鍵を借りにきた最初の業者だとのことで外れない仕様になっていることを自治会長さんが把握していなかった様子です。正直そんな~って感じですよね。
ポールの内何本かに一本はストッパーが付いておらず普通に下げれるところがあるので最初の計画時になにかの行き違いがあったのでは?と思いますが、消防用の空き地に設定してあるところも同じように外せないポールが立っているので、これ火事が起きた時に大問題になりませんかね?
とは言え今は自分の現場をどうにかすすることが先決です。自治会長の許可をもらい開いている空き駐車スペースを一時的に貸してもらえることになりなんとか作業への影響は最小限に抑えることができました。
今回の現場は最初から躓いたなと思いつつ気を取り直して搬出の作業を始めようとすると、現場の上の階の住人と思われるおばあちゃんが現場の部屋に来られます。
最初は様子でも見に来られたのかな?と思っていたのですがなんか違う。スタッフが家財を台車に乗せて運ぼうとするとそれを手伝おうとしてか一緒に台車を押そうとします。ええええ!!
すぐに「危ないですから荷物に触らないでください!」「見ているのは構いませんが危ないので離れてみていて下さいね」と言っても。
「大丈夫、大丈夫、私、力あるから~」「大変ね、これ運ぶの?じゃ、私が運んでおくわね」と何度スタッフから引き離しても戻ってきてしまいます。
危なすぎて目が離せませんし、作業が進みません、、、、、、、なんねん今日は厄日かい、、と嘆きながらおばあちゃんの様子を見ているとどうも正常な様子ではなくもしかして認知症?と思われる節があります。
おばあちゃんは若いスタッフが思い荷物運んでいる姿を見て親切心から手伝おうとしているので、こちらがいくら作業上危険だから近づかないでと言ってもらちがあきません。
仕方がないので方針転換をして「おばあちゃん、スタッフの頑張りを良く見てもらうために上の階にあがりましょうか?」「スタッフも作業の様子を見てもらうならその方が良いと思ってますよ」と話しかけると、「そうなの?まだまだ手伝えるけど、みんながそう言うなら上から見ていようかね」とおばあちゃんと一緒に上の階へ。
「ここからなら作業の様子も良くみえるから応援しててね」と言うと「うん、わかったわ」と言ってその後も度々声援を掛けてくれますが、作業現場に降りてくることはなくなりました。
これで一安心。そこからはもう遅れた分をスタッフ総出で挽回すべく作業を進めなんとか予定の時間通りに終了させることができました。
なんか体力よりも神経がガリガリ削られるそんなトラブル続きの現場でした。と言っても事故や怪我があるわけではないですから笑い話しになるだけですけどね
では、少しずつ寒くなってきていますから体調管理にはお気をつけて~。
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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