名古屋の遺品整理・死後事務専門の第八ブログ
2015.10.01
遺品整理と秘密基地
おはようございます。名古屋の遺品整理・特殊清掃専門第八行政書士事務所の谷です。
なんか明日(10/2)の天気図を見てみるともの凄い低気圧が来てますがこれ本当なんですかね?台風と変わらないような、、、、天災はもうお腹一杯なのでこれ以上何も起きませんように!
さて、賃貸物件での遺品整理には原状回復が付き物ですよね。故人の家財を搬出して大家さんや管理会社へ渡せる程度に簡単に清掃すれば通常は問題はありません。
ただ、遺品整理の現場では良く故人の方が棚を造られていたり、いろん所に配線していたりとなかなかどうして秘密基地化しているお部屋があったりします。
第三者の立場で見ている分には面白そうな部屋だなといった感想で済みますが、いざ片付ける立場となってみるとたまったもんじゃないというのが多くのご家族の思いでしょう。
これまでに沢山の秘密基地化してきたお部屋に遭遇してきましたが片付ける立場になったご家族の皆さんはやはり「なんでこんなことに、、、」「これはいったい何!?」「もう何がなんだがお手上げで、、、」と、とてもご家族だけでは片付けられないと当事務所にご依頼を頂くことが良くあります。
先日頂いたご依頼も上記のような秘密基地化しているお部屋でした。現場は団地の一室ですが完全に趣味の部屋と化しており、3LDKの間取りに古いパソコンやミリタリーグッズ、無線機器、その他もろもろのごっちゃりとした物が大量にあるご自宅です。
荷物に量もさることながらいたる所に物を放置をしているのでご近所の方も最初は苦情を言っていたようなのですが該当のお部屋が角部屋であったこともあり最後は諦められたのか誰も何も言わなくなってしまったそうです。
そうなると歯止めが利かなかったのかさらに荷物が溢れ出すことになり、見積もりに伺った際には『ああ、これは、大変な現場になるな、、、、』と玄関前を見ただけで感じたものです。
玄関前を見ただけでそれですから当然室内も大変なことになっており、この荷物の中から必要な書類や貴重品を捜索するのは骨が折れるだろうと容易に想像できたらしく、ご家族も最初から何処かに依頼しなければと思われていたようで当事務所にご依頼を頂くこととなりました。
大変な現場になると言っても、過去に行った本当に大変だった現場に比べればまだまだ序の口、単に荷物が多いだけの現場なら仕分けの時間を十分に取れれば全く問題なく作業は行えます。
事務所から近くの現場だった事もあり何回かに別けて仕分けと梱包を行いいざ搬出となったのですが、そこで思わぬ出来事が、、、ある部屋を片付けていた時にエアコンのホース用の穴から一本の太い配線が外に出ています。
玄関前は故人が色々と手を入れられており照明が付けてあったり、冷蔵庫が設置してあったりと別の部屋からも電源を取るための配線が伸ばされていましたのでこの黒い配線もそうだろうと思い玄関側に回ってみると、、、、、あれ電源じゃない。
何故かその配線は共用廊下の天井を伝って柵の外側へ伸びています。それまでは玄関前は荷物で埋まっていましたので見積もり時にはこの配線に気づかなかったのですが、いったいこれは何?とさらに配線を辿ってみると、、、、えっ?何このアンテナ、、、、。
そこにはなぜか団地にはあってはいけないレベルのアンテナが設置されていました。分かり辛いでしょうから画像を載せておきます。
こんな感じでアンテナが三階から五階にかけてデ~ン!とそびえているわけです。
わかりますかね?配水管の横に設置されたアンテナが。なんでこんな所にこんな物がと思わなくもないのですが恐らく無線用のアンテナかな?と思っています。
部屋を明渡す以上は原状回復として当然これも取り外さなければいけません。しかし、故人の方はどうやってこれを付けたのか、、、とてもひとりでは設置できないでしょうしご近所の方から苦情は出なかったのか?といろいろと疑問が湧いてくるアンテナです。
さて、このアンテナどうしようか?と悩むところですが取り外さなければいけないのは確実ですが、自分で外すかそれとも別の業者に発注するかで悩みます。
ベランダに設置されているパラボラアンテナや屋根の上に設置されたアンテナなどは毎度取り外していますが、こんな長いタイプでしかも足場の無い所のは経験がありません。
うちのスタッフなら充分取り外しは可能ですが、ネックなのが柵の外にアンテナがあるので安全に作業ができるかどうかです。
下は人が通るようなスペースは無い空き地スペースですから出来ないこともないのですが、アンテナの重量に体が持ってかれる危険性も考えて今回は専門業者に依頼することに。
幸い翌日の午前中には取り外しが出来るとのことでしたので午後の完了確認には間に合いますのですぐに依頼を出して無事アンテナも取り外しが出来ました。
秘密基地化したお部屋は室内だけでなく外にも気を配らないとダメだなと再度思い知らされたそんな現場となりました。皆さんのお部屋、秘密基地化してませんか?
名古屋の遺品整理・特殊清掃専門 第八行政書士事務所 代表 谷 茂
第八行政書士事務所は名古屋を中心に愛知・岐阜・三重での遺品整理・特殊清掃のご依頼を承っております。
その他の地域にお住まいの方でも遺品整理や相続相談・賃貸トラブルなどのご相談は随時お受け致しておりますのでお気軽にご相談くだいさいね。
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